• トップ
  • ニュース一覧
  • 「めっちゃ楽しみ」だった初戦で殊勲弾の北野颯太。足を止めずに戦い続けたのは成長の証だ【U-19代表】

「めっちゃ楽しみ」だった初戦で殊勲弾の北野颯太。足を止めずに戦い続けたのは成長の証だ【U-19代表】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2022年06月01日

泥臭いプレーでチームに貢献

久々の国際舞台で感じる部分も多かった。試合後はベンチから立ち上がれず。全てを出し切って戦った。写真:松尾祐希

画像を見る

 そうした意味では、このアルジェリア戦は自身の成長が試されていたのかもしれない。本人も試合前から「めっちゃ楽しみ」と心待ちにしていた一戦は、国内では味わえないものばかりのゲームだった。

「久しぶりに国際試合を経験できて、やっぱり日本でプレーしている時との差が一番大きいと感じた。自分自身、相手のリーチの長さ、フィジカル、足の速さなど、フィジカルのところでやっぱり、久しぶりに『世界やなあ』と感じられた」

 試合の立ち上がりは思い通りにプレーできなかったが、相手のプレーに慣れていくと、徐々に良さを出せるようになる。前半終了間際にはエリア内に進入してチャンスを演出。あわやPKという場面を作り出した。後半の中盤以降は運動量が落ちたものの、泥臭いプレーでチームに貢献。アディショナルタイムに交代するまで、足を止めずに戦い続けたのは成長の証だろう。

 以前、C大阪U-15時代に指導を受けた田島一樹氏(現・横浜ユースコーチ)がこう話していた。

「厳しい環境に置かれ、自分のプレーができない時に他の部分で“らしさ”を出せるか。厳しい状況で戦うこともある。どんなグラウンドコンディションでもボールが取れて、前に運べる選手が上のステージに残っていく。泥臭くやること。これが彼にとって大事になるはずです」
 
 久々の国際舞台で得た自信や経験値は血となり骨となる。もちろん、シュートやパスの精度は改善の余地を残しているが、「めちゃくちゃ楽しかった」と言い切った一戦が北野の成長スピードを加速させていく。

 全てを出し尽したのだろう。試合後はベンチから立ち上がれないほどだった。その中にあった充実感が全てを物語っている。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【PHOTO】守田、冨安は別メニュー調整!パラグアイ戦に向け札幌ドームで前日練習を行った日本代表を特集!

【PHOTO】W杯メンバー入りをかけた4連戦!6月の強化試合に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介
 
【関連記事】
「日本では無理だ」韓国で観光を満喫するブラジル代表、母国メディアが指摘した“日韓の違い”とは?
“日大藤沢のハーランド”森重陽介。198センチのストライカー兼CB、二刀流プレーヤーが持つ規格外のスケール
「屋根で覆われているのに天然芝だ」日本対パラグアイを開催する札幌ドームに敵国メディアが驚嘆!「日本人の発達した技術に支えられ…」
香川真司が長谷部誠との貴重2ショット公開!「レジェンド達」「わーカッコイイ」など豪華メンバーのランチ会に反響
「日本は天国だった」元セレッソのブラジル人指揮官が、京都でプレーもしたJリーグ時代を回想!「戻れるなら喜んで戻りたい。なぜなら…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト シーズンラストの決定版
    5月16日発売
    2023-2024シーズン
    欧州5大リーグ
    BEST PLAYER
    元選手・識者たちが徹底討論!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ