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【韓国メディアの視点】現地専門誌記者がG大阪に警告「全北の攻撃力は城南やソウルとは次元が違う」

カテゴリ:Jリーグ

慎武宏

2015年08月25日

個の爆発力はあるが、試合のリズムを作る選手の不在が懸念材料。

得点源のエドゥー(右)が退団した全北だが、外国籍の新加入選手をはじめイ・ドングッ(左)ら国内の選手も個の能力は高い。(C) Getty Images

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 その全北現代と対戦するG大阪について、韓国メディアはどう見ているのだろうか。
「昨季Jリーグ三冠を達成し、今季ACLでも城南FCやFCソウルを退けた。全北にとって簡単な相手ではないが、チームとしてパワーがあるのは全北。特に攻撃力ではG大阪に勝る。先に述べた新戦力に加え、イ・ドングッ、左サイドのレオナルド、韓国代表でも台頭しているMFイ・ジェソンなど攻撃陣の個の力は、ガンバが対戦してきた城南やソウルのそれとは次元が異なる。彼らの個の力にはG大阪も手を焼くのでは」(ホン・ジェミン記者)
 
 ただ、全北現代にも不安要素はあるとホン・ジェミン記者は続ける。
「攻撃がサイドに偏り、ボールも先に述べた特定選手にしか集らない。韓国代表のキ・ソンヨンやG大阪の遠藤のように、バランスよくボールを供給し試合のリズムを調整できる選手がいない。
 
 また、今季は4バックの顔ぶれを固定できず守備の組織力が落ちる。特に相手のカウンター攻撃への対処が鈍く、縦パス1本であっけなく失点しまうケースも多い。攻撃力はあるが、チーム全体としてのバランスが整っていないことが今季全北の悩みの種となっている。ガンバとしてはそのウィークポイントを突けるか、どうかでは?」
 
 韓国では「全北 vs G大阪、ACL韓日戦で避けられない勝負」(『ヘラルド経済』)と報じられている今回の対決。果たして第1戦に勝利するのは……。
 
文:慎 武宏(スポーツライター)

慎 武宏
シン・ムグァン/1971年、東京都生まれ。韓国サッカー取材歴20年。近著に歴代コリアンJリーガーへのインタビュー集『イルボン(日本)はライバルか 韓国人Jリーガー28人の本音』(ピッチコミュニケーションズ)。
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