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パリ五輪を目指すU-21代表が再始動。3日間のショートキャンプで指揮官が求める“タフさ”をアピールできるか

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2022年05月10日

ドバイ組のポジションが確約されているわけではない

先週末のリーグ戦に出場した選手たちは、初日は軽めの調整に。最終日の11日には大学選抜とのトレーニングマッチが組まれている。写真:松尾祐希

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 では、大岩監督は選手たちに何を求めているのか。答えはシンプルだ。ドバイカップと同じく、“タフさ”だ。ハードワークなどのプレー面はもちろん、プレッシャーを感じる状況下でいつも通りに振る舞えるか。また、アクシデントが発生した場合に異なるポジションにも対応できるか。実際、3試合連続完封勝利で優勝を果たしたドバイカップでは、タフさを見せて評価を高めた選手が数え切れないほどいた。

「タフじゃないといけない。27名で挑んだドバイカップは27名から(負傷やチーム事情によって)減り、最後は18人で戦った。(パリ五輪やアジアカップは)限られたメンバーで戦わないといけないので、本当にドバイカップではいろんな収穫があった」

 大会後に大岩監督が選手たちの成長ぶりに目を細めていた通り、ドバイ組は異国の地で雰囲気にのまれながらも状況に応じたプレーを見せていた。となれば、今回の合宿で彼ら以上の“タフさ”を示さなければ、代表入りは勝ち取れない。
 
 その点は初招集組や復帰組の選手たちも理解しており、意欲は十分。復帰組の櫻井辰徳(徳島ヴォルティス)は練習前に羽田憲司コーチから声を掛けられ、セットプレーのキッカーを務めてきた鈴木唯や山本理仁(東京ヴェルディ)の代わりを指名された。「キックは特長にしているので、良いボールを蹴りたい」と言い切り、モチベーションを高めている。

 もちろん、ドバイ組のポジションが確約されているわけではなく、「今後も安泰というわけではない」(大岩監督)。ただ、新たな選手の台頭がチームの強化に繋がる。限られた時間で選手たちがどんなプレーを見せるのか。メンバー入りを懸けた熾烈な争いから目が離せない。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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