C大阪は、前半戦ラストのG大阪戦で0-4の大敗を喫したものの、翌節の東福岡戦では3-1と立て直し、ここまで8勝2敗と実力を誇示する。10節までにFW岸本武流、MF立石和真のふたりが7得点ずつ、FW井上泰斗が6得点を叩き出すなど、リーグ最多の26得点を誇る一方、失点はリーグ最少タイの10とCB庄司朋乃也を軸とした守備も安定している。まさに攻守に盤石な戦いを見せており、あとはG大阪戦のような勝負どころでの戦いが優勝への鍵を握りそうだ。
G大阪は、C大阪に次ぐ得点力(25得点)でどちらかと言えば撃ち合いを制する試合を演じてきた。今季は飛び抜けた得点源こそいないものの、チャンスをしっかりモノにする戦いぶりで、2節で黒星を喫して以来5勝3分けと無敗を継続。最終節で再び訪れる首位C大阪戦までに、できるだけ勝点を取りこぼさずにいきたいところだ。
勝点17で並ぶ九州の2チームは、再開初戦で勢いに乗りたい。大分は下位に沈む名古屋U18が相手。FW吉平翼を中心とする攻撃力が爆発するか。一方の東福岡は2位のG大阪が相手だが、優勝した夏のインターハイで熟成させた中盤の構成力を武器に、前半戦同様に粘り強い戦いで挑みたい。
5位の神戸はここまで4勝4分け2敗と安定した戦いぶり。前半戦は2位G大阪、4位東福岡にもほぼ互角の展開でドロー、3位大分からは勝点3を挙げており、上位進出の予感は十分に漂う。
その他、6位の京都U-18、7位の広島ユースは得点ランク上位のアタッカーを抱えているだけに、巻き返す力は十分にある。降格圏に位置する履正社、名古屋U18、京都橘は、上位を相手にしても僅差の戦いができているだけに、いかにしぶとく勝点を積み上げられるかが残留争いを勝ち抜くポイントになりそうだ。
WEST順位表(10節終了時)
順位 | チーム | 勝点 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 得失差 |
1 | C大阪U-18 | 24 | 10 | 8 | 0 | 2 | 26 | 10 | 16 |
2 | G大阪ユース | 21 | 10 | 6 | 3 | 1 | 25 | 14 | 11 |
3 | 大分U-18 | 17 | 10 | 5 | 2 | 3 | 18 | 10 | 8 |
4 | 東福岡 | 17 | 10 | 5 | 2 | 3 | 11 | 14 | -3 |
5 | 神戸U-18 | 16 | 10 | 4 | 4 | 2 | 20 | 15 | 5 |
6 | 京都U-18 | 11 | 10 | 3 | 2 | 5 | 19 | 19 | 0 |
7 | 広島ユース | 11 | 10 | 3 | 2 | 5 | 19 | 23 | -4 |
8 | 履正社 | 8 | 10 | 2 | 2 | 6 | 15 | 20 | -5 |
9 | 名古屋U18 | 8 | 10 | 2 | 2 | 6 | 16 | 29 | -13 |
10 | 京都橘 | 7 | 10 | 2 | 1 | 7 | 7 | 22 | -15 |