【SBSカップ】最下位に終わったU-18代表。攻守で露呈した軽視できない課題

カテゴリ:高校・ユース・その他

橋本啓(サッカーダイジェスト)

2015年08月17日

内容はまずまずだったが、2点目を取る力はなかった。

チャンスを作れど、決定力には課題も。主将の坂井は「2点目を取れる力がなかった」と力不足を嘆いた。

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 攻撃面においては、決定力への不安も覗かせた。
 
 内容は決して悪くはなく、堂安や三好らテクニカルなタレントを擁し、ドリブルや細かなパスワークを効果的に織り交ぜながら、「意図する形は作れていた」(坂井)。しかし、1-2と勝ち越されてからは相手の堅い守備ブロックを崩せずに苦戦。ゴール前までは迫れても、「2点目を取る力が足りなかった」(坂井)のは否めない。
 
 オーストラリアのほか、ラオス、フィリピンと戦うU-19アジア選手権予選でも、引いて守られる展開は十分考えられる。「僕や(堂安)律が中盤から上がっていって、2列目やFWの選手とワンツーで抜けていく回数をもっと増やしたい」(坂井)との意図も分かるが、なにより求められるのは結果だ。チャンスを作ることに目を向けるのも良いが、ここぞの場面でのシュートミスやパスミスを減らす意識をより高める必要もあるだろう。
 
「(今大会の)結果は残念なものに終わってしまいましたが、課題が出たことをポジティブに捉えて、チーム力の向上に取り組んでいきたいです」(坂井)
 
 10月のU-19アジア選手権予選まで2か月弱。危機感ばかりが募る結果となったが、これをひとつのきっかけに発展へつなげたい。


取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)
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