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ノルマ未達なら腕立て30回。指揮官スキッベの徹底したトレーニングの成果は如実に出てきている【広島】

カテゴリ:Jリーグ

中野和也

2022年04月12日

細部までこだわった結果がゴールとなって結実

 広島流ゲーゲンプレスはFC東京や川崎といった実力者たちも圧倒し、内容では上回った。だが、チャンスをつくれども得点がとれない。昨年同様、破壊力抜群のセンターフォワードがいない現実を見せ付けられていた。

 だが、スキッベ監督は動じない。毎試合、ほぼ20本以上のクロスが入ってきていることに着目し、徹底してクロスからのシュートをトレーニングした。ほぼ毎日、30本を2~3セット。クロスの狙い所やボールの質、入り方、入るタイミングと蹴るタイミング。細かく選手たちに伝え、熱量たっぷりに指導を繰り返した。30本中10得点をノルマにして、達成できなかったら選手だけでなく監督自らが腕立て伏せを30回。3本すべて未達なら、1日90回の腕立て伏せを監督も選手も行なった。
 
 その成果は、如実に出ている。湘南戦以降の3試合での4得点は、すべてサイドから。そのうち3得点はクロスをピシャリと合わせたゴールであり、指揮官がこだわっていた「ニア」への飛びこみが忠実に為された結果である。

 特別なことは何もない。ただ、基本を徹底的に練習し、細部までこだわった結果がゴールとなって結実している。昨年は38試合で6得点しかなかったクロスからのゴールは、今季は8試合ですでに3得点。開幕から暫くは10%台をうろうろしていたクロス成功率も、横浜戦、福岡戦と2試合連続で30%台を記録。そして何より、トレーニングが具体的な成果となって表現されたことで、選手たちに自信を植え付けることができた。それが、今後のシーズンに向けて、大きな糧となるはずだ。

文●中野和也(SIGMACLUB)

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