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【韓国メディアの視点】自国の優勝に祝賀ムード一色。ライバルの不振には「どうした日本!?」

カテゴリ:日本代表

慎武宏

2015年08月11日

日本にとってストレスだけが募る大会のように映った。

韓国メディアはハリルホジッチ監督のやり方を「日本の良さを置き去りにしているように見える」と指摘。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 そうした状況が生まれた背景には、ハリルホジッチ監督のアプローチにも原因があったのでいないかと、前出のソ・ホジョン記者は見ている。
 
「以前、韓国代表のフィジカルコーチを務めた池田誠剛さんに取材した時、こんなことをおっしゃっていました。
『その国のサッカースタイルには、その国の歴史、文化、性質などが反映されている。韓国には強さや激しさやスピードという韓国らしさがある。無理に日本の繊細なパスサッカーをしようとすることはない』
 
 つまり、日本には日本の良さもあるわけですが、ハリルホジッチ監督はその日本の良さを置き去りにして、あまりにも劇的に変化させようとしているように映りました。
 
 刺激が強すぎるから副作用もあり、それでいて結果も出ないから不満も出てくる。記者席で不満げな表情を浮かべる日本人記者もたくさん見ましたが、ハリルホジッチ監督も強化日程などの不満を露骨に口にした。そういう状況では好転するはずもない。今回の東アジアカップは日本にとってストレスだけが募る大会のように映りました」
 
 象徴的だったのは、ノーゴールで終わった宇佐美貴史だという。
 
「Jリーグ・ハイライトをよく見ていますが、宇佐美はJリーグでの姿とまったく違った。代表ではフィジカルや運動量を求められているせいか、彼本来の良さが活かされていない印象を受けましたし、彼もイライラしているように映りました」(ソ・ホジョン記者)
 
 もっとも、ハリルホジッチ監督にとっては、新たな発見もあったのではないかとも見ている。
「武藤雄樹ですね。彼はハリルホジッチ監督が好むスタイルの選手でしょう。2得点と結果も残しましたし。今後欧州組が招集されても、“呼びたい選手”になるのではないかと思う。山口蛍や柴崎岳もそうでしょう。Jリーグ勢から計算できる選手が出てきたことが日本の唯一の収穫だったのでは?」
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