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圧巻の一撃に満面の笑み。それでも斉藤光毅は飽き足らず。滲み出るサッカーへの“飢え”【U-21代表】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2022年03月27日

楽しさが増せば、向上心はさらに高まる

クロアチアとの初戦に続き、斉藤はカタール戦も先発出場。76分に途中交代するまで、キレのあるプレーを見せた。写真:松尾祐希

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 その想いは試合直後の言葉からも見て取れる。

「フルで試合に出たかったし、できるだけ長くプレーしたかった。交代した時は自分自身、もっとやりたい気持ちもあったけど、他の選手が出たほうがいいという判断だったので(仕方がない)。自分に最後まで任せてもらえるように頑張ります」

 海を渡ってから、斉藤は怪我の連続だった。2020-21年シーズンの後半戦にロンメルに加入したとはいえ、9試合で無得点。欧州の2部リーグ特有の激しさに適応できなかった点も含め、不本意な成績に終わった。

「慣れるまでに時間がかかったし、自分のプレーが出せない」とは斉藤の言葉。もがき苦しんだ1年目のシーズンを終え、ようやく2年目に入って自分の個性を出し始めた。もちろん、安定して試合に絡めるようになったからこそ。ただ、それ以上に「慣れてきたことで、伸び伸びプレーしながらサッカーを楽しめるようになってきた」。
 
 楽しさが増せば、向上心はさらに高まる。だからこそ、もっとプレーをしたいという想いが今は強い。そうした好循環が今の斉藤を支えている。カタール戦でゴールを挙げても満足感が一切ないし、途中交代となった自分に悔しさを感じるのもそのためだ。

 今大会では、U-23クロアチア代表(1-0)との初戦に続き、2試合連続で先発出場。クロアチア戦はフル出場した。中2日の連戦で、普通に考えれば29日の順位決定戦(対サウジアラビア)はベンチスタートだったとしてもおかしくない。

 だが、斉藤は最初からピッチに立つつもりでいるだろう。プレーに飢えている男はさらなるレベルアップを果たすべく、もっとサッカーを楽しむためにピッチに立つ。

取材・文・写真●松尾祐希(フリーライター)

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