個性豊かな選手たちが、情報共有し、効率よく走る
湘南戦で鮮やかな同点弾を決めた上田は、“レネ・スタイル”についてこう話していた。
「コミュニケーションを大切にする監督だなという印象。パス1本にしても受け手にどんな情報を伝えられるか。逆に、パスの出し手にどんな選択肢を与えられるか。そこを共有するようなトレーニングをしている」
上田の言葉を聞いて、ふと、頭に浮かんだのは、いつ(when)、どこで(where)、だれが(who)、何を(what)、なぜ(why)、どのように(how)という5W1Hだった。伝えたい情報をこれらにそって整理すると、よりわかりやすく伝えられるといわれるが、“レネ・スタイル”の根幹をなす思考であることがうかがえた。
監督不在中、現場を取り仕切った岩政大樹コーチも「待ち合わせ場所」と称して、パスの出し手と受け手のイメージの共有を図ろうとしていた。そこに、他を圧倒するようなスプリント力を加味しようとしているわけだ。
「コミュニケーションを大切にする監督だなという印象。パス1本にしても受け手にどんな情報を伝えられるか。逆に、パスの出し手にどんな選択肢を与えられるか。そこを共有するようなトレーニングをしている」
上田の言葉を聞いて、ふと、頭に浮かんだのは、いつ(when)、どこで(where)、だれが(who)、何を(what)、なぜ(why)、どのように(how)という5W1Hだった。伝えたい情報をこれらにそって整理すると、よりわかりやすく伝えられるといわれるが、“レネ・スタイル”の根幹をなす思考であることがうかがえた。
監督不在中、現場を取り仕切った岩政大樹コーチも「待ち合わせ場所」と称して、パスの出し手と受け手のイメージの共有を図ろうとしていた。そこに、他を圧倒するようなスプリント力を加味しようとしているわけだ。
かつて“走るサッカー”といえば、技術的未熟さを補う方法論のひとつだった。ところが、今の鹿島は個性豊かな選手たちが、情報共有しながら、効率よく走ろうとしているのだから、これはもう鬼に金棒だろう。
“レネ・スタイル”の構築がどこまで進むのか、目が離せない。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
【PHOTO】鹿島アントラーズの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!
“レネ・スタイル”の構築がどこまで進むのか、目が離せない。
取材・文●小室功(オフィス・プリマベーラ)
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