ヴェルニドゥブは、祖国を戦場にしたロシアのウラジーミル・プーチン大統領について、母国紙『FootBoom』で、「彼はアドルフ・ヒトラーのコピーだ。獣であり、変人であり、吸血鬼だ」と糾弾。『BBC』では、次のようなコメントを掲載している。

「プーチンと彼の周辺が理解できない。彼に反対しないロシア人も理解できない。私は、ロシア国民の多くが、何が起こっているのかを理解していないと思っている。ロシアでは、物事が実際とはかなり異なったかたちで伝えられている。彼らは我々を解放していると言うが、何からだ？彼らは我々がファシストやナチスだと言う。ロシアがしていることを説明する言葉さえ見つからない。彼らは民間人の住居を攻撃しているが、軍事インフラを攻撃しただけ言っている。嘘つきだ」

　そして、「ウクライナがこの戦争に勝つのは間違いない。他に何も考えられないし、それを確信している。この悲劇が私たちを国家として団結させている」と力強く語った指揮官は、「平和は我々が勝ったときにのみにおとずれる。ロシアの要求に応えるのは不可能だと思う。我々は立ち止まらない。対話の必要性はあるが、彼らの最後通告に納得することはない」と主張。「まず第一に、子供と女性がもう死なないことを願っている。これが最も重要なことだ」と訴えた。

「他のヨーロッパ諸国の支援に感謝したい。多くの子供と女性が他の国に向けて出発した。これらの国々に、皆さんの支援に感謝します」
 

　他国からサポートに感謝したヴェルニドゥブは、「私は今でもサッカーのことをずっと考えている。サッカーは私の人生だ。子供の頃からプレーし、プロ選手になり、指導者になった。これからも監督であり続け、トロフィーを獲得すると確信している」と語り、最後に愛するフットボールへの想いを強調している。

「サッカーについて考えることはモチベーションになる。サッカーは私の人生そのものだ。この戦争が長く続かないことを願っている。我々は勝ち、愛する仕事に戻る」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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