ロシア人に向けて「沈黙は大量殺戮と破壊への加担だ」
ロシアのウクライナに対する軍事的侵攻の影響で、痛ましい出来事が続いている。
フットボール界も無関係ではなく、現地時間3月2日には、国際プロサッカー選手協会(FIFPro)がウクライナ人選手2人がロシアによる侵攻の影響で死亡したと発表。21歳のビタリー・サピロ、25歳のドミトロ・マルティネンコという若い才能が犠牲になったことに悲しみが広がっている。サピロは従軍し、マルティネンコは自宅が爆撃を受けたことで母親とともに亡くなったという。
そして3日、ウクライナの名門クラブであるシャフタール・ドネツクでも犠牲が生まれた。これはセルゲイ・パルキン会長が公式HPを通じて発表したもので、「ユースのトレーナーのひとりがロシアの砲弾の破片で死亡した」と綴っている。
パルキン会長はさらに、声明内でロシアのクラブや経営者、選手たちに呼びかけた。
【PHOTO】敵も味方も関係なし…ワールドカップの美しき光景
フットボール界も無関係ではなく、現地時間3月2日には、国際プロサッカー選手協会(FIFPro)がウクライナ人選手2人がロシアによる侵攻の影響で死亡したと発表。21歳のビタリー・サピロ、25歳のドミトロ・マルティネンコという若い才能が犠牲になったことに悲しみが広がっている。サピロは従軍し、マルティネンコは自宅が爆撃を受けたことで母親とともに亡くなったという。
そして3日、ウクライナの名門クラブであるシャフタール・ドネツクでも犠牲が生まれた。これはセルゲイ・パルキン会長が公式HPを通じて発表したもので、「ユースのトレーナーのひとりがロシアの砲弾の破片で死亡した」と綴っている。
パルキン会長はさらに、声明内でロシアのクラブや経営者、選手たちに呼びかけた。
【PHOTO】敵も味方も関係なし…ワールドカップの美しき光景
「ロシアのサッカークラブのオーナー、経営者、選手に向けて申し上げたい。ロシアは、ウクライナに対して恐ろしく背信的な軍事攻撃を行なっている。皆さん一人ひとりが訪れたことのある国で、いつも歓迎され、親戚や友人、知人がいる国だ。皆さんのなかには、生まれた国であるという人もいるかもしれない。その国の人々が、今日、ロシア軍によってピーコン、グラッド、大砲、空爆、戦車などあらゆる種類の武器で破壊されている。
あなたがたは世界から追放されつつある。ロシアはナチズムを打ち負かすために多大な努力をした国から、テロリストの国、沈黙の臆病者の国へと変わりつつある。今日も世界中があなたたちを見ている。そして世界は、あなたがたが狂気を止めるために行動するのを待っている。でも、怖いのだろう。スポーツでいうところの『恐怖』は勝つ可能性をゼロにする感情だ。だが、ウクライナでの戦争に反対するあなたの恐怖は破壊された都市を意味し、何千もの民間人の死を意味し、殺された子供たちと何百人もの人々の無念を意味する。血塗られた政権に対して発言をすることの恐怖は、あなたがたの最大の敗北だ。
あなたがたがウクライナ人の絶滅を命じたわけではないが、あなたの沈黙は大量殺戮と破壊への加担となる」
そして同会長は、クラブスタッフの無念の死を報告した後、抑えきれない怒りの感情をその声明のなかで爆発させている。
「ロシア人がウクライナ人を殺している。この狂気を止めろ! 黙っていないで、声を上げるんだ。そうでなければ、あなたという個人の敗北だ。後世に残るような敗戦。世界史から消し去ることのできない敗北。そして、あなたがた一人ひとりが、犯した罪の罪状と責任を負うことになる。追伸。ロシア軍が我々の都市に何をしているかをきちんと見てくれ!」
この怒りと悲しみが織り交ざった声明に、国内外から非常に多くの声が寄せられている。果たして、この声はロシアの人々に届くのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【画像】シャフタール公式インスタグラムが公開した母国ウクライナの惨状
【動画】インスタグラムでロシアの選手たちを批判するヤルモレンコ
あなたがたは世界から追放されつつある。ロシアはナチズムを打ち負かすために多大な努力をした国から、テロリストの国、沈黙の臆病者の国へと変わりつつある。今日も世界中があなたたちを見ている。そして世界は、あなたがたが狂気を止めるために行動するのを待っている。でも、怖いのだろう。スポーツでいうところの『恐怖』は勝つ可能性をゼロにする感情だ。だが、ウクライナでの戦争に反対するあなたの恐怖は破壊された都市を意味し、何千もの民間人の死を意味し、殺された子供たちと何百人もの人々の無念を意味する。血塗られた政権に対して発言をすることの恐怖は、あなたがたの最大の敗北だ。
あなたがたがウクライナ人の絶滅を命じたわけではないが、あなたの沈黙は大量殺戮と破壊への加担となる」
そして同会長は、クラブスタッフの無念の死を報告した後、抑えきれない怒りの感情をその声明のなかで爆発させている。
「ロシア人がウクライナ人を殺している。この狂気を止めろ! 黙っていないで、声を上げるんだ。そうでなければ、あなたという個人の敗北だ。後世に残るような敗戦。世界史から消し去ることのできない敗北。そして、あなたがた一人ひとりが、犯した罪の罪状と責任を負うことになる。追伸。ロシア軍が我々の都市に何をしているかをきちんと見てくれ!」
この怒りと悲しみが織り交ざった声明に、国内外から非常に多くの声が寄せられている。果たして、この声はロシアの人々に届くのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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