• トップ
  • ニュース一覧
  • 「課題しかない」13季ぶりのJ2初戦はドローも反省の弁が続出… ベガルタ仙台はボールを握れるチームに変われるか?

「課題しかない」13季ぶりのJ2初戦はドローも反省の弁が続出… ベガルタ仙台はボールを握れるチームに変われるか?

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2022年02月21日

ここ数年J1で下位に低迷。支配率で上回って相手を圧倒する攻撃を見せた試合はほとんどなく…

 左SBで先発し、時々中央や相手ゴール近くに入り込み、ゲームメイクも期待されての起用だったDF内田裕斗も「悔しいのひと言です。チームとしてあまり良い形でボールを保持することができない中で、ボールの運び方や持ち方をチームとして完成させないといけません。距離感が悪い中で失うと、その後の切り替え、カウンターで大ピンチになるので、課題しかなかったです」と攻撃の組み立てを思うに任せなかった悔しさを語った。
 
 もちろん開幕戦特有の緊張感や、温暖な宮崎からまだ雪の降る日もある仙台へと帰ってきたばかりで、心身のコンディションをベストに持っていく難しさも影響しており、監督や選手もそれは口にしていた。ただ、ここからチームの修正のスピードを上げていかなければ、1年でのJ1復帰は難しい。ここ数年J1で下位に低迷し、ボール支配率で上回り相手を圧倒する攻撃を見せた試合がほとんどない仙台が、ボールを握れるチームに変わっていくことは非常に難しいと思い知らされる試合であった。

 それでも、経験豊富な遠藤は「マイナスなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、僕はポジティブに考える方が多いので、良いことは良いと誉めていきたいです」と前を向いた。ディフェンスラインにビルドアップの得意な選手を並べ、時折くさびのパスから良い攻撃につながることもあり、後半大卒ルーキーのMF大曽根広汰をデビューさせ、ミスはありながらもゴールに向かう姿勢は見せるなど収穫もあった。

 ボールを握れるチームへの変革はまだ始まったばかり。これから修正のピッチを上げて、原崎監督の目指す攻守にアグレッシブなサッカーをいかに早く見せられるか。チームに下を向いている時間はない。

取材・文●小林健志(フリーライター)
 
【関連記事】
【J2】岡山がT・アウベスの2得点など大量4発で甲府を下す! 仙台は攻撃陣沈黙で新潟とスコアレスドロー
【J2】日程・結果
【小島伸幸のJ2順位予想】ポイントは得点力! 昇格候補に挙げるのは継続路線と、戦力値の高いJ1降格組
【財前宣之のJ2順位予想】過去に例を見ないほど集結した東北クラブに注目!なかでも気になるダークホース候補は?
【加地亮のJ2順位予想】個でゴールを奪えるFWの存在が重要! 横浜FC&大分は得点力を十分に備える

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ