【湘南】遠藤航――湘南の誇りを背負って、いざ代表へ!

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2015年07月30日

「代表でもなにをすべきなのか自分のなかでイメージはできている」

試合後、日本代表のユニホームを手に湘南サポーターが待つスタンドへ。新たな舞台での活躍を誓った。 写真:石倉愛子

画像を見る

 ハリルホジッチ代表監督は、先のメンバー発表会見で「(遠藤は)湘南では3バックの右をやっていますが、だからと言って4バックの右では使えません」とコメントしている。この言葉から推測するに、出場機会があるとすればCBだが、SBは手薄なポジションだけにサイドでの起用もあるかもしれない。未経験のポジションでも、遠藤は頭の中ですでに整理できていると言う。
 
「もちろん、A代表のやるサッカーや細かい戦術を頭に入れなければいけないし、どこで使われるかは分からないけど、そこは湘南でやっている良さを出せばいいのかなと。自分の良さであるインターセプトや攻撃の起点になるところ、守備での1対1やカバーリングを意識してやりたい。上がっていくタイミングであったり、(ボールへの)関わり方に多少の違いがあったとしても、なにをすべきなのか自分の中でイメージはできている」
 
 湘南ユース出身の遠藤にとって、「湘南からのA代表入り」はひとつの目標だった。
 
「ユースから育ててもらったコーチや監督、これまで一緒にプレーしてきたチームメイトに感謝して、湘南の選手として恥じないプレーをしないといけない。皆も勝って送り出してくれたし、『おめでとう!』と声をかけてくれた仲間もいた。他のチームメイトもA代表を目指しているので、僕がまず先頭を切って、しっかり結果を残してこないといけない。それが湘南というチームの成長にもつながると思う」
 
 初の代表選出で、自身の成長のみならず、愛するクラブの未来まで考えているあたりは、実に遠藤らしい。「湘南乃誇」(遠藤の湘南でのキャッチフレーズ/湘南の誇りの意)から、世界を相手に戦うA代表戦士へ――。クラブ・サポーターの願いが詰まった新たな挑戦が、いよいよ中国・武漢で幕を開ける。
 
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

遠藤は過去にU-20ワールドカップのアジア予選で2度苦汁をなめており、「カテゴリーは違うけど、アジアの厳しい戦いを身に染みて感じる」と語った。写真は2012年のU-19アジア選手権。 (C)Getty Images

画像を見る

【関連記事】
【J1採点&寸評】湘南×柏|湘南の高速カウンターが炸裂! 完璧な試合運びで柏との「攻撃的サッカー」対決を制す
【日本代表】東アジアカップ2015選手メンバーのコメント。「個人としてはスタートラインに立ったにすぎない」(遠藤/湘南)
【湘南】ホーム初勝利をもたらした選手同士の緊急ミーティング
【湘南】湘南とFC東京で活躍した伝説の闘将ジャーンが認めた、永木の球際の強さとタフさ
2015 J1 2ndステージ日程【1節~6節】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ