ダワン、齊藤未月らハードワーカータイプの補強は大きい
ボランチではセルティックへ完全移籍したMF井手口陽介の〝後釜〟が誰になるか。期待値が高い分、低パフォーマンスに見えてしまう部分もあった井手口だが、ミドルゾーンで30回以上タックルをした選手の中ではレオ・シルバに次ぐ奪取率83・9%。全体でも76・1%と中盤のフィルター役としては機能していた方だ。片野坂監督のサッカーも前線からの積極的な守備も求められMFダワンやMF齊藤未月のようなハードワーカータイプを補強できたのは大きい。
昨年オフの補強では第1候補獲得には失敗したものの、全体的には片野坂監督の志向するサッカーにマッチする選手が揃った。その中で片野坂監督も「基本的な攻撃の狙いは意識してやって欲しいけど、決めすぎてもダメ。バランスを考えながら、タレントの良さが出るようにやりたい」と口にしているように、どこまでの「遊び」を取り入れられるか。大分では「型にはまったサッカー」で個を補ってきたが、J1で上位争いをするためには「型」を壊す力強さも必要だ。その意味では昨季低調だったFWレアンドロ・ペレイラを復活させることも指揮官には求められる。
文●飯間 健
昨年オフの補強では第1候補獲得には失敗したものの、全体的には片野坂監督の志向するサッカーにマッチする選手が揃った。その中で片野坂監督も「基本的な攻撃の狙いは意識してやって欲しいけど、決めすぎてもダメ。バランスを考えながら、タレントの良さが出るようにやりたい」と口にしているように、どこまでの「遊び」を取り入れられるか。大分では「型にはまったサッカー」で個を補ってきたが、J1で上位争いをするためには「型」を壊す力強さも必要だ。その意味では昨季低調だったFWレアンドロ・ペレイラを復活させることも指揮官には求められる。
文●飯間 健