Jのチームが海外クラブと本気で対戦する機会を増やしたい。

アルゼンチンの強豪リバープレート。サビオラ、カベナギ、L・ゴンサレスなどを擁するタレント軍団は、コパ・リベルタドーレスでも勝利し、12月には南米代表としてクラブワールドカップにも来日する。(C)Getty Images
――そもそも、スルガ銀行チャンピオンシップはどのような経緯で誕生したのでしょうか。
「今から9年前、当時の日本サッカー協会の川淵三郎会長(現最高顧問)から『海外のクラブと本気で対戦する機会をつくりたい』というご相談を受けました。協会の『夢があるから強くなる』と、当社の『夢をかたちに』という企業理念がリンクし、ナビスコカップ優勝チームとコパ・スダメリカーナの優勝チームが対戦する、新たな『タイトルマッチ』が誕生したのです」
――スルガ銀行チャンピオンシップを通した南米サッカー界への功績が認められ、今年3月4日には南米サッカー連盟から『特別勲章』が贈られたそうですね。
「日本サッカー協会の大仁邦彌会長とともに、3月にパラグアイの首都アスンシオンで行なわれた南米サッカー協会の総会に出席させていただきました。このスルガ銀行チャンピオンシップが、日本と南米の橋渡し的な役割として、多少なりともお役に立てたのかな、と嬉しく思っています。
その際、ちょうどリバープレートのオーナーともお会いしましたが、『今年のスルガカップは勝ちに行きます!』と熱いメッセージをいただきました。本当に彼らはサッカーに対する情熱が凄まじいものがありますね」
――昨年の前回大会を見ても、柏レイソルと対戦したCAラヌースの選手たちの本気度の高さには驚かされました。1-2で敗れた後、相手のチームはサポーターを含めて選手たちは泣き崩れていましたのが印象的でした。
「南米の選手たちは情熱的ですから。勝負に対するモチベーション、クラブへの誇りやプライド……。いろんな意味でも、Jリーグのクラブも刺激を受けて、世界に通用するビッグクラブへとつながる成長の場になってくれたらと願っています。
やはり世界の国々と戦わなければ、チームも選手も強くならないというのが私の持論。とくに南米のチームは巧くて強い。Jクラブ同士の戦いだけではなく、こうして世界のクラブと戦える舞台は、選手にとって大きな刺激になると信じています」
――スルガ銀行チャンピオンシップを今後どのように成長させていきたいとお考えでしょうか。
「継続は力なり。南米に足を運んでみて、改めて驚かされたのは、スルガ銀行チャンピオンシップの南米における認知度が高いということです。かならず同時生中継をしてくれていて、年々注目されているそうです。
また、2010年度からは、このコパ・スダメリカーナの優勝チームにはスルガ銀行チャンピオンシップへの出場権のほか、リベルタドーレスカップの出場権を与えられるようになっています。日本に置き換えれば、ヤマザキナビスコカップの優勝チームに、AFCチャンピオンズリーグの出場権が与えられるようなものです。
それぞれの大会としての地位が発展していけば、それに比例するように、このスルガ銀行チャンピオンシップも発展し、国際的な大会としてさらにレベルアップしてくれたらと願っています」
「今から9年前、当時の日本サッカー協会の川淵三郎会長(現最高顧問)から『海外のクラブと本気で対戦する機会をつくりたい』というご相談を受けました。協会の『夢があるから強くなる』と、当社の『夢をかたちに』という企業理念がリンクし、ナビスコカップ優勝チームとコパ・スダメリカーナの優勝チームが対戦する、新たな『タイトルマッチ』が誕生したのです」
――スルガ銀行チャンピオンシップを通した南米サッカー界への功績が認められ、今年3月4日には南米サッカー連盟から『特別勲章』が贈られたそうですね。
「日本サッカー協会の大仁邦彌会長とともに、3月にパラグアイの首都アスンシオンで行なわれた南米サッカー協会の総会に出席させていただきました。このスルガ銀行チャンピオンシップが、日本と南米の橋渡し的な役割として、多少なりともお役に立てたのかな、と嬉しく思っています。
その際、ちょうどリバープレートのオーナーともお会いしましたが、『今年のスルガカップは勝ちに行きます!』と熱いメッセージをいただきました。本当に彼らはサッカーに対する情熱が凄まじいものがありますね」
――昨年の前回大会を見ても、柏レイソルと対戦したCAラヌースの選手たちの本気度の高さには驚かされました。1-2で敗れた後、相手のチームはサポーターを含めて選手たちは泣き崩れていましたのが印象的でした。
「南米の選手たちは情熱的ですから。勝負に対するモチベーション、クラブへの誇りやプライド……。いろんな意味でも、Jリーグのクラブも刺激を受けて、世界に通用するビッグクラブへとつながる成長の場になってくれたらと願っています。
やはり世界の国々と戦わなければ、チームも選手も強くならないというのが私の持論。とくに南米のチームは巧くて強い。Jクラブ同士の戦いだけではなく、こうして世界のクラブと戦える舞台は、選手にとって大きな刺激になると信じています」
――スルガ銀行チャンピオンシップを今後どのように成長させていきたいとお考えでしょうか。
「継続は力なり。南米に足を運んでみて、改めて驚かされたのは、スルガ銀行チャンピオンシップの南米における認知度が高いということです。かならず同時生中継をしてくれていて、年々注目されているそうです。
また、2010年度からは、このコパ・スダメリカーナの優勝チームにはスルガ銀行チャンピオンシップへの出場権のほか、リベルタドーレスカップの出場権を与えられるようになっています。日本に置き換えれば、ヤマザキナビスコカップの優勝チームに、AFCチャンピオンズリーグの出場権が与えられるようなものです。
それぞれの大会としての地位が発展していけば、それに比例するように、このスルガ銀行チャンピオンシップも発展し、国際的な大会としてさらにレベルアップしてくれたらと願っています」