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ガンバ、脳にも刺激を入れて「カタノサッカー」浸透へ! 指揮官も挙げる上位進出のキーマンは、やはり宇佐美貴史だ

カテゴリ:Jリーグ

下薗昌記

2022年01月24日

「貴史が今季、二桁得点に絡めることが、チームが上位で戦える要因にもなると思う」

今季からG大阪を率いる片野坂監督。チームを上位に引き上げられるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 ビルドアップや立ち位置の細かさは「カタノサッカー」の肝になる部分ではあるが、片野坂監督が就任会見で口にしたのは「またガンバのスタイル、カラーを取り戻したい」という言葉。リーグ戦で3位以内という目標設定に向けて、得点数も50点(昨季は計33点)を目処にするが、キャンプ中には攻撃を重視した取り組みが多いと、山本悠樹は話す。
「ボールを保持したいというところであったりとか『昨年の得点数では少ない』とよく話されるので、そういうところに重点を置いてキャンプを進めているかなと思う」
 
 大分トリニータ時代の選手層を最大限に活用するために採用した当時のスタイルに固執することなく、ガンバ大阪のタレントを生かす形を模索する片野坂監督だが、やはりエースとして期待を寄せるのは宇佐美である。「貴史が今季、二桁得点に絡めることが、チームが上位で戦える要因にもなると思う」(片野坂監督)

 組織の整備とタレントを融合させる作業は順調なスタートを切ったと見ていいだろう。

取材・文●下薗昌記(サッカーライター)

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