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発足から3年半、森保Jは苦闘の経験をW杯イヤーにどう生かす? 波乱の船出、批判を呼んだアジアでの惨敗…

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年01月14日

新戦力が台頭するも森保監督はアジア杯の土台を重視

準優勝に終わったアジアカップ。カタールの後塵を拝す結果となった。写真:サッカーダイジェスト

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 その後、森保監督は2018年ロシアW杯組の香川真司(シント=トロイデン)や岡崎慎司(ウエスカ)、宇佐美貴史、昌子源(ともにG大阪)らを呼び戻すと同時に、当時17歳の久保建英ら若手にチャンスを与え、選手層拡大に務めた。

 久保は19年6月のエル・サルバドル戦(宮城)で初キャップを飾り、直後のコパ・アメリカ(ブラジル)でもインパクトを残すなど、新風を巻き起こしそうなムードもあった。だが、手堅い森保監督はアジアカップの土台を重視。同年9月に2次予選に突入した。
 
 一発目のミャンマー戦(ヤンゴン)を期待の中島、南野の2発で勝ち切ったところまではまだよかった。しかし、大迫が10・11月シリーズを欠場すると、瞬く間に「1トップ問題」に直面する。指揮官は永井謙佑(FC東京)や鎌田大地(フランクフルト)をトライしたり、南野を前に上げたりと創意工夫を凝らすが、最適解はなかなか見つからない。

 モンゴル、タジキスタン、キルギスとの実力差にも助けられ、苦戦しながらも勝ち続けたが、同年11月のベネズエラ戦(吹田)を1-4で大敗すると、森保監督解任論が浮上。12月のE-1選手権(釜山)で宿敵・韓国に苦杯を喫し、2020年1月のU-23アジア選手権を未勝利で1次リーグ敗退すると、指揮官への批判は最高潮に達した。

 そして直後にコロナのパンデミックが深刻化。2次予選が中断され、代表活動が半年以上ストップしてしまう。東京五輪も1年延期が決定。森保監督も長期間の足踏み状態を余儀なくされた。

 ただ、その間にJFA(日本サッカー協会)の技術委員会の体制も大幅に変化。関塚隆氏から反町康治氏へと委員長が交代した。これにより「1チーム・2カテゴリー」の体制が明確になり、森保監督がA代表、横内昭展コーチが五輪代表を主に指導しつつ、お互いを補完し合うという関係性が確立された。指揮官は空白期間を「いい仕切り直しの時間」にできたのである。
 
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