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「子どもたちがしっかり青春してくれた」北海、1-2惜敗も全国の舞台で掴んだ勝敗以上の価値【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2021年12月30日

「啓史を全国に」というテーマで予選を戦ってきたチーム

キャプテンとして北海を率いてきたGKの伊藤。チームメイトを全国の舞台へ立たせる、という想いを胸に戦ってきた。写真:窪田亮

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 前半のうちに追い付かれたものの、予選同様PK戦での勝利が視野に入る試合展開だっただけに負けた悔しさは大きい。ただ、この試合では内容以上の価値もあった。後半14分からピッチに入った副キャプテンのMF川崎啓史(3年)は、9月に左足を骨折し、予選は1試合もピッチに立てなかった。「啓史を全国に」というテーマで予選を戦ってきたチームにとって、彼を全国のピッチに立たせる事が出来たのは大きなトピックスだ。
 
 川崎自身には万全の状態までは戻らず、限られた時間での出場になった悔しさはあるはずだ。伊藤は「啓史とこういう大きな舞台で一緒にプレーする事が出来て、嬉しかったのですが、やっぱり勝って一緒に喜ぶのが目標だったので、そこは悔しい」とも口にする。

 ただ、島谷監督が「子どもたちがしっかり青春してくれたと思います」と話した通り、100回の歴史の中でも変わらない高校サッカーが持つ“仲間のために”という気持ちが持つ強さを感じた。“啓史のために”との想いで全国までたどり着いた彼の経験は、この先の人生で必ず活きるはずだ。

取材・文●森田将義(サッカーライター)

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