• トップ
  • ニュース一覧
  • 「僕がゲームを落ち着かせる」大津のリズムメーカー、森田大智が別格のキレ味! 緊張感漂う初戦で大量点を演出【選手権】

「僕がゲームを落ち着かせる」大津のリズムメーカー、森田大智が別格のキレ味! 緊張感漂う初戦で大量点を演出【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2021年12月29日

「常にボールに多く関わることを意識しています。運動量には自信があって、攻守のどこにも関われることが自分の長所」(森田)

 筆者が彼の凄さを痛感したのが、昨年の選手権予選準決勝だった。この試合、ルーテル学院は大津に対して分厚い守備のブロックを形成してきた。この壁にチームメイトが苦しむ中、森田は密集地帯を苦ともせずにドリブルを仕掛けたり、ためを作ったりして、唯一と言っていいほどチャンスが必ず生まれるようなプレーをしていた。結果は最後までゴールをこじ開けることができないまま0-0でPK戦の末に敗退。この時は結果が出なかったが、明らかに森田のプレーは出色のものだった。
 
 あれから1年。森田はプレミアリーグWESTで押し込む展開でも、逆に押し込まれることが多い試合でもチームのリズムメーカーとして、状況に応じた判断の引き出しを開けて、卓越した技術を持って君臨し続けた。それは難しいとされる選手権初戦でも変わらなかった。
「常にボールに多く関わることを意識しています。運動量には自信があって、攻守のどこにも関われることが自分の長所」(森田)

 次なる相手は同じ九州で、プレミアWESTで2度対戦している東福岡。プレミアの戦績は1勝1分けで、手の内は知り尽くしているが、負けたら終わりの一発勝負はやはりプレミアと訳が違う。

「相手が東福岡なので、今日のように硬さが出てしまうと思うし、いつも通りにはいかないと思うからこそ、僕がチームの中で1年から試合に出させてもらって一番経験を積んでいるので、ボールを落ち着かせて、ゲームを落ち着かせたいと思っています」

 次なる戦いで森田の本領が発揮される。大津に君臨する俊英リズムメーカーは、大きな大志を抱いて2回戦で訪れた難関に挑む。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【関連記事】
静岡学園が圧巻5発で快勝スタート! 前橋育英、東福岡、大津らも2回戦へ進むなか、流経大柏や西武台が初戦敗退【選手権1回戦】
【強豪校歴代ベスト11】帝京高編|磯貝、松波ら個性派が揃うカナリア軍団! 現役プレーヤーも2名セレクト
【強豪校歴代ベスト11】国見高編|日本が誇る圧巻ツインタワーの背後からJ最多得点の大久保嘉人が襲い掛かる!
【強豪校歴代ベスト11】鹿児島実高編|前園、遠藤、城、松井… 絢爛豪華なアタッカー陣が完成!最終ラインも代表クラスが勢揃い
流経大柏が初戦で敗れる波乱! 先制するも近大和歌山に追いつかれ、PK戦で涙を呑む【選手権1回戦】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト シーズンラストの決定版
    5月16日発売
    2023-2024シーズン
    欧州5大リーグ
    BEST PLAYER
    元選手・識者たちが徹底討論!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ