まるで前任者のように静かに腕を組んで練習を見守る
【2位】宮市、10年半ぶりの日本生活に戸惑う
高校卒業前の18歳の時に渡欧して以来、初めて日本でプロ生活を送ることになった宮市亮。夏に加入すると、トレーニングではさすがのスピードとパワーを披露してチーム関係者の視線を釘付けにするなどポテンシャルの高さを垣間見せた。でもピッチ外では意外なところで苦労もあったという。海外のフランクなコミュニケーションに慣れてしまい、日本特有の敬語文化に悪戦苦闘。一時帰国したことはあったが、日本での生活は10年半ぶりで「逆に日本で戸惑っている」と笑った。
高校卒業前の18歳の時に渡欧して以来、初めて日本でプロ生活を送ることになった宮市亮。夏に加入すると、トレーニングではさすがのスピードとパワーを披露してチーム関係者の視線を釘付けにするなどポテンシャルの高さを垣間見せた。でもピッチ外では意外なところで苦労もあったという。海外のフランクなコミュニケーションに慣れてしまい、日本特有の敬語文化に悪戦苦闘。一時帰国したことはあったが、日本での生活は10年半ぶりで「逆に日本で戸惑っている」と笑った。
【1位】松永監督とハッチンソンヘッドヘッドコーチが見事なリリーフ
普通に考えればアンジェ・ポステコグルー元監督のセルティック電撃移籍が2021年のトピック1位だろう。選手にも少なからず動揺が走り、それはルヴァンカップと天皇杯の連続敗退という事実からも明らかだ。ただしバトンを受け継ぎ暫定的に指揮を執った松永英機監督とジョン・ハッチンソンヘッドコーチが見事にチームを立て直した事実も記さないわけにいかない。
練習の音頭を取ったのはハッチンソンヘッドコーチで、松永監督はまるで前任者のように静かに腕を組んで練習を見守る。その結果、6月下旬から7月上旬までの3試合を3連勝でしのぎ、最高の形で中断期間を迎えることができた。その後、ケヴィン・マスカット監督の就任が発表されると松永監督は「彼にバトンを渡すのは私自身のミッションであり、チームとしての課題でもある。この流れのまま第3コーナーで引き継ぎたい」と安堵の表情を浮かべ、与えられたタスクを完遂した。
取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)
【PHOTO】試合を盛り上げた横浜オフィシャルチアリーダーズ「Tricolore Mermaids」!
普通に考えればアンジェ・ポステコグルー元監督のセルティック電撃移籍が2021年のトピック1位だろう。選手にも少なからず動揺が走り、それはルヴァンカップと天皇杯の連続敗退という事実からも明らかだ。ただしバトンを受け継ぎ暫定的に指揮を執った松永英機監督とジョン・ハッチンソンヘッドコーチが見事にチームを立て直した事実も記さないわけにいかない。
練習の音頭を取ったのはハッチンソンヘッドコーチで、松永監督はまるで前任者のように静かに腕を組んで練習を見守る。その結果、6月下旬から7月上旬までの3試合を3連勝でしのぎ、最高の形で中断期間を迎えることができた。その後、ケヴィン・マスカット監督の就任が発表されると松永監督は「彼にバトンを渡すのは私自身のミッションであり、チームとしての課題でもある。この流れのまま第3コーナーで引き継ぎたい」と安堵の表情を浮かべ、与えられたタスクを完遂した。
取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)
【PHOTO】試合を盛り上げた横浜オフィシャルチアリーダーズ「Tricolore Mermaids」!