タイトルには間違いなく愛されている
攻守の切り替えは迅速で、プレッシングはアグレッシブ。ボールを持てば、正確なパスワークでリズムを作り、ドリブルを仕掛け、ラストパスを送り、シュートを打ち込む。「ベストポジションはボックス・トゥ・ボックス」とみずからを定義しているように、攻守両面で幅広くチームに貢献するモダンなミッドフィルダーだ。
実家はチェルシーのトレーニングセンターのすぐ近くで、アカデミーには8歳で加入した。順調にカテゴリーを駆け上がり、飛び級でU-18に昇格するとFAユースカップとU-18プレミアリーグの2冠を2年連続で獲得した(17~18年)。
1歳年上のメイソン・マウントは切磋琢磨した当時のチームメイトであり親友だ。17年夏にはイングランドU-17代表に選ばれ、U-17ワールドカップ制覇も果たしている。歩んできたのは、輝かしいエリート街道だ。
実家はチェルシーのトレーニングセンターのすぐ近くで、アカデミーには8歳で加入した。順調にカテゴリーを駆け上がり、飛び級でU-18に昇格するとFAユースカップとU-18プレミアリーグの2冠を2年連続で獲得した(17~18年)。
1歳年上のメイソン・マウントは切磋琢磨した当時のチームメイトであり親友だ。17年夏にはイングランドU-17代表に選ばれ、U-17ワールドカップ制覇も果たしている。歩んできたのは、輝かしいエリート街道だ。
チェルシーのトップチームには17歳で初招集された。マウリツィオ・サッリが率いた18-19シーズンだ。出場機会はなかったが、アーセナルと対戦したヨーロッパリーグ決勝のベンチに入リ、優勝メダルを手にした。タイトルには間違いなく愛されているようだ。
もちろん、ただ幸運なだけではない。
「どんなにトロフィーを勝ち取っても満足はできない。負けるのは最悪。絶対に嫌だ。我慢できない。負けた悔しさは次の試合までずっと消えない」
勝利を望む強い気持ちが、それを手繰り寄せているのだ。そのための努力も惜しまない。称賛を送るのは指揮官のヴィエラだ。『インディペンデント』紙にこう語った。
「コナーとともに戦えるのは大きな喜びだ。才能を無駄にせず、ポテンシャルを余すところなく発揮しようと自分自身と真剣に向き合うその姿勢が素晴らしい。意欲的な生徒であり、勤勉な努力家で、チームにポジティブなエネルギーを生み出している。毎朝、最高の笑顔でやって来て、最高の笑顔で帰っていく。向上心やチャレンジ精神という、選手が持つべき最高のツールを持っている」
容易に見通せるのは、マウント級のブレイクだ。その親友とともに、いずれチェルシーを背負って立つはずだ。
文●松野敏史
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年12月2日号より転載
もちろん、ただ幸運なだけではない。
「どんなにトロフィーを勝ち取っても満足はできない。負けるのは最悪。絶対に嫌だ。我慢できない。負けた悔しさは次の試合までずっと消えない」
勝利を望む強い気持ちが、それを手繰り寄せているのだ。そのための努力も惜しまない。称賛を送るのは指揮官のヴィエラだ。『インディペンデント』紙にこう語った。
「コナーとともに戦えるのは大きな喜びだ。才能を無駄にせず、ポテンシャルを余すところなく発揮しようと自分自身と真剣に向き合うその姿勢が素晴らしい。意欲的な生徒であり、勤勉な努力家で、チームにポジティブなエネルギーを生み出している。毎朝、最高の笑顔でやって来て、最高の笑顔で帰っていく。向上心やチャレンジ精神という、選手が持つべき最高のツールを持っている」
容易に見通せるのは、マウント級のブレイクだ。その親友とともに、いずれチェルシーを背負って立つはずだ。
文●松野敏史
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年12月2日号より転載