“鉄人”稲垣はどう出来上がったのか?
2020年の名古屋加入後から今季37節終了時まで全試合に出場している稲垣。昨季は第6節の大分トリニータ戦で66分に負傷交代するものの、次戦からフル出場を続け、今季もリーグ戦全試合で先発を務めるなど、圧倒的なパフォーマンスを続けている。
“皆勤賞”を続ける理由はどこにあるのか? 独自のこだわりから、子供たちにも参考にしてほしいという秘訣の一端を開示してくれた。
――◆――◆――
こうして出場を続けられる秘訣はたくさんあります。監督が選んで使ってくれるというのは前提にありますが、健康な身体に生んでくれた親への感謝もありますし、自分でもずっとコンディショニングを大切にしながら日々やってきている。そういうところが自分の生命線だと思っています。
自分みたいな選手が怪我を何度もしているようでは、良いキャリアを築くのは難しいとずっと前から思っていました。
怪我を少なく、ずっと試合で粘り強く戦って、良いプレーができなかったとしても怪我はしないように、戦線に残っていくというのは自分のキャリアのなかでも大事にしていることのひとつ。自分にとっては大きな大きなところです。
さらに日頃のコンディションを維持していく上では、まずは妻の協力を得られていることに感謝ですね。負担を背負ってもらいながら、僕のためにやってくれているところがある。
現場では、普通選手は試合が終わったらマッサージをトレーナーにしてもらって、コンディションの維持やリカバリーに努めるのですが、僕はメディカルの方に今シーズン一度もマッサージしてもらったことがなくて、セルフでやっています。基本自分のことなので、感覚を大事にしながらやりたい。そこはほかの人とは大きく違うコンディションの作り方だと思います。
“皆勤賞”を続ける理由はどこにあるのか? 独自のこだわりから、子供たちにも参考にしてほしいという秘訣の一端を開示してくれた。
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こうして出場を続けられる秘訣はたくさんあります。監督が選んで使ってくれるというのは前提にありますが、健康な身体に生んでくれた親への感謝もありますし、自分でもずっとコンディショニングを大切にしながら日々やってきている。そういうところが自分の生命線だと思っています。
自分みたいな選手が怪我を何度もしているようでは、良いキャリアを築くのは難しいとずっと前から思っていました。
怪我を少なく、ずっと試合で粘り強く戦って、良いプレーができなかったとしても怪我はしないように、戦線に残っていくというのは自分のキャリアのなかでも大事にしていることのひとつ。自分にとっては大きな大きなところです。
さらに日頃のコンディションを維持していく上では、まずは妻の協力を得られていることに感謝ですね。負担を背負ってもらいながら、僕のためにやってくれているところがある。
現場では、普通選手は試合が終わったらマッサージをトレーナーにしてもらって、コンディションの維持やリカバリーに努めるのですが、僕はメディカルの方に今シーズン一度もマッサージしてもらったことがなくて、セルフでやっています。基本自分のことなので、感覚を大事にしながらやりたい。そこはほかの人とは大きく違うコンディションの作り方だと思います。
自分の身体のことは自分が一番分かっていると考え、自分なりの方法論ももってやっています。もちろん情報を聞いて参考にすることはありますが、できる限りセルフでやる。それがプロ生活前から心がけていること。
怪我してどうしようもない時は診てもらいますが、それまでは基本的に自分でやるというのはずっと意識してきました。
人の手が入って、自分の感覚とズレる部分もあるし、身体と対話しながらやる時間も必要です。
あまりスタッフに頼りすぎると、チームが変わったときに、そのトレーナーがいなくなったらどうするのか。そんな問題も出てきますし、自分でやれるのがベストだと思っています。
もっと年齢を重ねてきたら助けてもらうことも増えるかもしれませんが、それまではこのスタイルで行きたいなと思います。
自分の身体と対話しながら、だいたい自分が怪我するパターンもなんとなくわかっていて、どうすると怪我するとか、バランスが崩れたらどこに痛みが出てくるとか、なんとなくわかっているつもり。
子供たち、小、中、高校生などには特にお勧めしたい。自分でセルフケアすることで、自分の身体を知っていくことは大切だと思うし、分析する作業はその後のいろんなことに役立ちます。そういう感覚を養うのは大事にしてほしいと思います。
※後編に続く(後編は11月30日に公開予定です)
怪我してどうしようもない時は診てもらいますが、それまでは基本的に自分でやるというのはずっと意識してきました。
人の手が入って、自分の感覚とズレる部分もあるし、身体と対話しながらやる時間も必要です。
あまりスタッフに頼りすぎると、チームが変わったときに、そのトレーナーがいなくなったらどうするのか。そんな問題も出てきますし、自分でやれるのがベストだと思っています。
もっと年齢を重ねてきたら助けてもらうことも増えるかもしれませんが、それまではこのスタイルで行きたいなと思います。
自分の身体と対話しながら、だいたい自分が怪我するパターンもなんとなくわかっていて、どうすると怪我するとか、バランスが崩れたらどこに痛みが出てくるとか、なんとなくわかっているつもり。
子供たち、小、中、高校生などには特にお勧めしたい。自分でセルフケアすることで、自分の身体を知っていくことは大切だと思うし、分析する作業はその後のいろんなことに役立ちます。そういう感覚を養うのは大事にしてほしいと思います。
※後編に続く(後編は11月30日に公開予定です)