【山形｜採点・寸評】
GK
１　山岸範宏　6.5
20分にアデミウソンの強烈なシュートを片手で弾き、終盤の81分には勇敢な飛び出しで齋藤から伊藤へのパスを遮断。他にもビッグセーブがあり、MOMに選出した。
 
DF
17　當間建文　５
齋藤のドリブルに手を焼き、12分にゴール前で伊藤にあっさり抜かれる。20分にはエリア付近で致命的なパスミスとプレーが軽かった。
 
３　渡辺広大　６
第１ステージ開幕戦以来のスタメン出場。横浜の攻撃にやや振り回された印象もあったが、守備一辺倒ではない強気のプレーを貫いた。
 
13　石川竜也　６
オーバーラップを自重し、守りに軸を置いたスタンスで凌ぎ切る。圧力をかけられた最終盤も決して慌てず、勝点１獲得に貢献した。
 
MF
31　高木純平　６
前半終了間際にドリブルでゴール前に持ち込み、冷静な横パスで宮阪の同点弾をアシスト。32歳のベテランらしいいぶし銀の働きだ。
 
５　アルセウ　６
取りどころを定められなかった前半とは違い、後半はフィルターとして機能。最終ラインの前で献身的に振る舞い、強固な壁になった。
 
15　宮阪政樹　６
45分に高木純のパスに素早く反応して、右足を一閃。自身にとってのJ１初ゴールが、山形を救う貴重な一撃に。勝負強さを見せた。
 
22　キム・ボムヨン　5.5
アデミウソンのマークに追われ、スピードに乗ったドリブル、鋭いクロスは少なく……。独力で突破するチャレンジをもっと観たかった。
 
29　川西翔太　5.5
思うようにボールをキープできず、前半だけで交代。評価できるのは、45分にエリア内で高木純に出したヒールパスくらいだろうか。
 
24　ロメロ・フランク　5.5
縦への推進力は影を潜め、効果的な攻撃を展開できなかった。後半もたいしたインパクトを残せず、終盤に中島へバトンを譲り渡した。
 
FW
11　ディエゴ　６
前半はCF、後半はシャドーでとりわけ守備に奮闘。チャンスに恵まれないなか辛抱強く、最後まで走り抜いた結果が勝点に結び付いた。
 
交代出場
FW
８　林 陵平　５
敵のCBに進路を阻まれ、前線の基準点として機能しなかった。ボールを呼び込む動作もどこか遅く、試合の流れを変えられなかった。
 
MF
９　中島裕希　5.5
ガムシャラにボールを追いかける姿勢は悪くなかった。もっとボールを引き出せていれば、攻撃面でも見せ場を作れたかもしれない。
 
監督
石﨑信弘　5.5
動きの悪い２シャドー（川西とR・フランク）を交代させるまでは良かったが、投入したふたりも不満足な出来。采配は当たらなかった。
 
取材・文：白鳥和洋（サッカーダイジェスト編集部）
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。