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「そのグローブで優勝しろよ!」二足のわらじでJFLを目指すクリアソン新宿GKの粘り勝ち人生と西川周作の姿

カテゴリ:特集

佐藤亮太

2021年11月23日

JFL参入へ地域CL決勝ラウンドに進出

関東リーグ1部では破竹の11連勝を記録して地域CLに進出。JFL参入を懸けた戦いに挑む。写真:Criacao Shinjuku提供

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 一度替われば、出番がなくなる、ひとつしかないポジション。以前はGK同士、ほとんど会話を交わさなかった場合が多かったと聞く。しかし、岩舘、西川がいたときの浦和GK陣は「みんな一緒にやっていこう」という連帯感があり、それはいまも続いている。
 
 そうした空気を岩舘はCriacao Shinjukuで受け継いでいる。

 実は岩舘は現在、西川のキーパーグローブを着け、ピッチに立っている。

 先月、西川から「用具、足りてる?」との連絡があり、後日、グローブが届いた。そのころ、チームは地域CL進出を決めた時期。岩舘は「このあと全国大会なんで頑張ります」と報告すると、西川は「じゃあ、そのグローブ使って、優勝しろよ」とハッパをかけられたという。

 絶対守護神の西川とJ公式戦で1試合も出られなかった岩舘。このふたりの強い結びつきはいまも変わらない。

 正直に、実直に、そして愚直にキャリアを積んだ岩舘。目の前にはJFL参入への道が見えてきた。

「高卒でも大卒の年齢22歳でもプロになれなかった。でも、あと1年だけと頑張ったら、水戸に拾ってもらった。振り返れば、僕の人生は粘り勝ち。ただ単にやってきたわけじゃない。だからこそ、こうした機会が巡ってきたと思う」

 長く続けることの大切さ、やりがいを示したGK岩舘直。西川周作のグローブを手に決勝ラウンド初戦をいよいよ迎える。

取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
 
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