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【2015インターハイ】代表校レポート|最高峰の舞台で戦う姿勢を高めた東福岡。昨年とは異なるスタイルで連覇を狙う

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2015年07月07日

プレミアの舞台で目標とする基準が上がった。

主将の中村健人を中心に、今年の東福岡はハードワークを武器とするチームだ。

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 チーム全体のレベルアップという意味では、昨年までAチームで出番のなかった選手たちがプレミアリーグという舞台でハイレベルな相手との実戦を積めたことも大きい。昨年はBチームで実力を磨いたMF毎熊晟矢などの3年生や、U-16日本代表経験を持つMF藤川虎太郎など能力の高い2年生が全国のトップレベルを体感した。
 
「プレミアリーグのレベルを他の選手が知らなかった。C大阪戦で負けたことで気付いて、自分たちの目標はここだという基準が上がった」と中村が言うように、高校年代最高峰のリーグを経験したことで個々人のレベルアップに手応えを掴んでいる。
 
 こうして戦えるチームに変貌を遂げた『赤い彗星』だが、得点力というところには課題がある。
「シュートの場面を作っても得点を取りきれないので、そこが今のチームの課題だと思う」と脇野が話すように、プレミアリーグ再開直後の7節・大分U-18戦でも最後までネットを揺らせなかった。
 
「シュートまで行ききれていないところから、(攻撃の)手間が掛かっている。そこに思い切りの良さがない」と森重潤也監督も課題を口にする。ひとりで局面を打開できるアタッカーを擁しているわけではない。それだけに今後はサポートの距離感などを修正することは必須。また、184センチの大型ストライカー餅山大輝の爆発も、得点力アップのためには欠かせない要素となる。
 
「プレミアリーグは総体までにあと2試合あるのですが、そこで自分たちの目指すレベルの基準を上げ、総体はプレミアの舞台で戦っている差を見せたい」
 主将の中村がこう話すように、東福岡は大会までの間にさらなる成長を遂げるつもりだ。
 
「目標は連覇じゃない」と県予選前に森重監督は話していたが、プレミアリーグで得た経験を活かせれば2連覇は十分に射程圏内にあるはずだ。それだけに、この7月をどう過ごすかが連覇のカギを握ることになる。
 
取材・文:松尾祐希(フリーライター)

インターハイでは爆発が期待されるストライカーの餅山大輝。

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