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森保J、両サイドバックに暗雲!? 長友が衝撃大敗、酒井が負傷欠場…指揮官に求められるのは「勇気」か

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年11月08日

Jリーグ王者をベースにメンバー構成するのも一案だ

川崎の連覇に大きく貢献した旗手(左)と山根(右)。11月シリーズでの起用はあるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 新たな人材という観点では、山根視来・旗手怜央の川崎フロンターレコンビをそのまま起用するというのも一案だ。中盤に田中碧(デュッセルドルフ)や守田英正(サンタ・クララ)、2列目に三笘薫(ユニオン・サン=ジロワーズ)らを使う構想があるのなら、慣れたメンバーをまとめて送り出した方が安定感ある戦いができるのは確かだ。
 
 日本サッカー協会の反町康治技術委員長も「スペインがワールドカップ優勝した時はバルセロナが主軸で、ドイツもバイエルン・ミュンヘンが中心だった。川崎の技量を使いながら順応させることは必要だし、いいところは組み込むべき」とコメントしていて、準備期間が短い今回は、よりJリーグ王者のベースを生かした方がベターではないか。

 時差調整を考えても、山根と旗手は日本から移動するため、容易に適応できる。とりわけ旗手は東京五輪代表の活動でタイやインドネシア、ミャンマーなど過酷な環境の東南アジア諸国に遠征していて、逆境をバネにできることは実証されている。そのタフさは大きな武器だ。さらに攻撃面では中山よりも個の仕掛けや推進力という点に長け、できるだけ多く点を取って勝ちたいベトナム戦では有効と言える。森保監督も今回は思い切った判断が求められてきそうだ。

 いずれにしても、30代を迎えた長友と酒井宏樹に両SBを任せる状況からは早急に抜け出さなければならないのは確か。対戦相手や環境に応じてメンバーを使い分けられるくらいの幅を持たなければ、本当に強い日本代表にはなれない。絶対に失敗できない11月アウェー2連戦で新たなチャレンジに打って出るのはハードルが高いが、酒井高徳が言うように、今こそ「勇気」を持つべき時なのかもしれない。

 まずは長友と酒井宏樹の状態をチェックするのが最優先ではあるが、大量招集した東京五輪世代を有効活用する具体策も示してほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)
 
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