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森保J、両サイドバックに暗雲!? 長友が衝撃大敗、酒井が負傷欠場…指揮官に求められるのは「勇気」か

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年11月08日

長友と酒井の代役に考えられるのは…

日本代表のサイドバック陣。主軸の長友、酒井に不安材料が残る11月シリーズは、代役の存在にも注目が集まる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 2022年カタール・ワールドカップ(W杯)出場の行方を大きく左右する11月アウェー2連戦(11日=ベトナム・16日=オマーン)に向け、日本代表の第一陣が7日、初戦の地・ハノイ入りした。森保一監督らスタッフとともに移動した選手5人のうち、1人は2007年11月に同じハノイで2008年北京五輪アジア最終予選を戦っている長友佑都(FC東京)だ。14年前のこととはいえ、現地環境を知る生き証人の経験値はチームにとって大きなプラスだ。
 
 しかしながら、彼自身はいい状態とは言い切れないものがある。前日の横浜F・マリノス戦で8失点の大敗を喫したうえ、自身を高評価してくれた長谷川健太監督が同日辞任。激震が走る中での代表遠征となったからだ。百戦錬磨の海外キャリアの中には衝撃的敗戦や監督交代の経験は何度もあっただろうが、今は日本代表の重要局面というタイミング。それだけに不安が募る。加えて言えば、横浜戦の8失点に長友が絡んでいるシーンも散見され、昨季マルセイユで活躍していた頃に比べるとパフォーマンスが低下傾向のようにも映る。この2連戦の左サイドバック(SB)を彼ひとりに任せておくのは心配だ。

 右SBにしても、絶対的存在の酒井宏樹(浦和)が直近7日の鹿島アントラーズ戦に欠場。リカルド・ロドリゲス監督は「少し違和感を抱えている状態。決して重傷ではない」と語ったが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内を巡るサバイバルマッチに出場させられないのだから、楽観は許されない。直近の35節・徳島戦で加入後2点目をマークしたとはいえ、公式戦に復帰したばかりの大迫勇也(神戸)や追加招集の堂安律(PSV)を含め、コンディションが不安視される面々を調整期間の短いベトナム戦でスタメン抜擢するのは、やはりリスクが高いと言わざるを得ないだろう。

 となると、左右の両SBに関しては他の選択肢を模索しなければならない。右に関しては9月の中国戦(ドーハ)で酒井宏樹の代役をこなした室屋成(ハノーファー)が候補者筆頭となる。実際、室屋は今季ドイツ2部でコンスタントに出場中で、直近6日のデュッセルドフル戦でも攻守両面でアグレッシブさを見せていた。ベトナム入りも8日の予定で、調整時間をある程度は取れる点は心強い。

 左も普通に考えれば、中山雄太(ズウォーレ)が浮上してくる。東京五輪では左SBのファーストチョイスだったうえ、吉田麻也(サンプドリア)や冨安健洋(アーセナル)らセンターバック(CB)の両主力との連係面も計算できるからだ。懸念材料があるとすれば、最終予選の経験値。勝点3が必須とされるベトナム戦で平常心を維持しながらベストを出せるのかが気がかりではある。

 とはいえ、中山同様に長年、長友の控えと位置づけられた酒井高徳(神戸)が「年齢関係なく、違った選手も使えばいい。結局、その勇気がなかったら、いつまでも『後釜探し』が続くことになる。人材はいるんですよ」と語っていた通り、修羅場を経験させてこそ、新戦力は大きく飛躍する。全てはその覚悟を森保監督が持てるか否かなのだ。
 
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