フロンターレが２年連続で独走した分、他チームの不甲斐なさも浮き彫りになってしまったんだ。
コロナ禍という特殊な環境でも、フロンターレは鬼木監督の下で万全の状態で開幕を迎え、５連勝とスタートダッシュを切り、そこから25試合連続で負けなしだった。でも、一方で他のチームはどうだった？
開幕からなかなか波に乗れずにシーズン途中に監督を交代したアントラーズは、フロンターレとは30ポイント近く勝点差をつけられた。ガンバは開幕当初にコロナの感染者が増えてしまったせいもあって、シーズンを通して低空飛行が続いている。
お金をかけて補強に動いたヴィッセルやレッズ、グランパスも優勝争いには顔を出せずに、３位を争っている。ＦＣ東京やサンフレッチェも上位には食い込めていないね。３チーム、４チームが優勝を争うリーグにならないと、物足りないよ。
今のJリーグに少しの寂しさを覚えるのは僕だけ？
フロンターレが優勝したところで、ドイツのバイエルンやフランスのパリSGの時と同じようなイメージを抱く人も多いんじゃないかな。「ああ、またか」というね。今、Jリーグの人気が落ちているのは、そういう“１強状態”というのは無関係ではないと思うんだ。
優勝争いに活気がないと、どうしたってリーグ自体の魅力は半減してしまう。ACLの出場権争い、残留争い、もちろんそれもスリルがあって面白いけど、やっぱり大々的に報じられるのはタイトルがかかった勝負なんだ。
早く決着がついてしまうことに、少しの寂しさを覚えるのは僕だけではないんじゃないかな。
まあ、他チームの今後の頑張りを期待しつつ、とにかく今はしっかり横綱として力を証明してくれたフロンターレに、素直に「おめでとう」と言いたいよ。来季はまたACLでのリベンジも待っている。この強さを継続してほしいね。
構成●サッカーダイジェスト編集部
優勝争いに活気がないと、どうしたってリーグ自体の魅力は半減してしまう。ACLの出場権争い、残留争い、もちろんそれもスリルがあって面白いけど、やっぱり大々的に報じられるのはタイトルがかかった勝負なんだ。
早く決着がついてしまうことに、少しの寂しさを覚えるのは僕だけではないんじゃないかな。
まあ、他チームの今後の頑張りを期待しつつ、とにかく今はしっかり横綱として力を証明してくれたフロンターレに、素直に「おめでとう」と言いたいよ。来季はまたACLでのリベンジも待っている。この強さを継続してほしいね。
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