U-23アジア杯予選メンバー以外にも有力なタレントは多数。競争に食い込んでくると見られる人材は?
ただ、今回参加したメンバー以外にもパリ五輪を狙うタレントは多くいる。A代表に招集されている久保建英(マジョルカ)は早い段階のチーム合流は考えにくいが、同時期にルヴァンカップ決勝や天皇杯があった影響で招集できなかった組では、今季9得点を挙げている荒木遼太郎(鹿島)やCBのレギュラーとして活躍する西尾隆矢(C大阪)は主軸候補。東京五輪に参加した鈴木艶彩(浦和)や、J1で出場機会を得ている中野伸哉と大畑歩夢の鳥栖組も期待値が高い。J1で出場機会を減らしている西川潤(C大阪)や染野唯月(鹿島)なども虎視眈々と巻き返しを狙っており、J2でも夏場以降にポジションを掴んだ190cmの大型ストライカー櫻川ソロモン(千葉)、浦和からの期限付き移籍中の武田英寿(琉球)などが虎視眈々と代表入りを狙っている。
また、パリ五輪世代では海外に活躍の場を求めた選手がおり、彼らの経験値は国際試合をあまり経験していない国内組にはない魅力だ。斉藤光毅(オイペン/ベルギー2部)、若月大和(シオン/スイス1部)、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)といった世代別代表で継続的にプレーした者に加え、レアル・マドリードのカスティージャでプレーする中井卓大の動向にも注目が集まる。
パリ五輪に挑むチャンスは誰にでもある。現状では横一線。本格的なメンバー争いは来年以降になるが、Jリーグの舞台で結果を残せば、正式にチームが発足した際に大きなアドバンテージになる。シーズン終盤戦の活躍如何では、ラージリストに入っていない選手がチーム立ち上げ時に食い込んでくる可能性も十分にあるはずだ。
文●松尾祐希(フリーライター)
パリ五輪に挑むチャンスは誰にでもある。現状では横一線。本格的なメンバー争いは来年以降になるが、Jリーグの舞台で結果を残せば、正式にチームが発足した際に大きなアドバンテージになる。シーズン終盤戦の活躍如何では、ラージリストに入っていない選手がチーム立ち上げ時に食い込んでくる可能性も十分にあるはずだ。
文●松尾祐希(フリーライター)