攻撃を完遂する意識がリスクマネジメントにつながる
そして守りと同等か、それ以上に重要になるのが、いかにして得点を奪うかで、頼みのシュヴィルツォクは、水曜日の試合では完全に抑え込まれた。今までの起用を見る限りではカウンターの最前線という役が一番機能する選手で、C大阪が天皇杯の対戦時のようにやや引いて構えるか、アグレッシブにプレスに来るかでその持ち味は大きく変わる見込み。
相性の良い前田直輝との同時起用も必須の戦い方で、彼ら二人のコンビネーションをチーム全体でサポートすることができれば、セカンドチャンスに稲垣祥やマテウスの得点能力も発揮されてくる。
個の力がピックアップされることも多いチームだが、得点シーンは人数をかけ、厚みのある攻撃ができた時がほとんど。C大阪もまたカウンターに強みがあるチームだが、勇気を持ってサポートを増やし、攻撃を完遂する意識が結果的にはリスクマネジメントにもつながっていくだろう。
相性の良い前田直輝との同時起用も必須の戦い方で、彼ら二人のコンビネーションをチーム全体でサポートすることができれば、セカンドチャンスに稲垣祥やマテウスの得点能力も発揮されてくる。
個の力がピックアップされることも多いチームだが、得点シーンは人数をかけ、厚みのある攻撃ができた時がほとんど。C大阪もまたカウンターに強みがあるチームだが、勇気を持ってサポートを増やし、攻撃を完遂する意識が結果的にはリスクマネジメントにもつながっていくだろう。
この2週間でACL、天皇杯と二つのタイトルの獲得チャンスを逃したチームは、苦境にあるとも言えるし、最後のチャンスに燃えているとも言える。振り絞るように戦ってきたシーズンには一つでも華を添えたいところで、その最後の機会がクラブ初のリーグカップ決勝だ。
いつものように綿密な準備を携え、キックオフしたが最後なりふり構わず勝利だけをつけ狙う。勝つためにサッカーをする集団が名古屋である。その意地とプライドを、この大一番で見たい。
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
【PHOTO】リーグカップ全大会のMVP受賞者を一挙振り返り!(1992~2020)
【PHOTO】リーグカップのニューヒーロー賞歴代受賞者を一挙振り返り!(1996~2021)
いつものように綿密な準備を携え、キックオフしたが最後なりふり構わず勝利だけをつけ狙う。勝つためにサッカーをする集団が名古屋である。その意地とプライドを、この大一番で見たい。
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