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なぜ解任論が浮上していたクーマンは、クラシコ敗戦でも続投できたのか? 番記者が明かす“バルサの内情”【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

ファン・ヒメネス(スペイン『AS』紙記者)

2021年10月27日

ラポルタの勇み足で再びクーマンの周辺は騒がしくなった

ラポルタ会長はクーマン政権の納得しているわけではないが…。(C)Getty Images

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 バルサはラ・リーガ3節を終えて2勝1分けとまずまずのスタートを切っていたが、このラポルタの勇み足で再びクーマンの周辺は騒がしくなった。

 そんな中、バルサはチャンピオンズ・リーグでカンプ・ノウにバイエルンを迎え、0‐3の完敗を喫するのだ。ラポルタは解任が近いことをリークし、クーマンの求心力は急降下。再びメディアで様々な後任候補の名前が取りざたされた。
 
 しかし、シーズンはすでに始まっていた。夏以上に選択肢は限られ、後任探しは難航した。そんな中、スポーツ部門副会長で、プライベートでも親しいラファエル・ジュステが、シーズンが終了してから改めて着手したほうが可能性は広がるとラポルタを説得。マテウ・アレマニとラモン・プラネスの他のスポーツ部門の両責任者もこの案に賛同し、またしても紆余曲折を経て、クーマンの続投が決まった。

 したがって、当面は監督の座は安泰だ。しかしクーマン本人が認めているように、サッカーは結果がすべてだ。さらに成績が低迷すれば、クラブは方針を見直さざるを得ないだろう。こうして妥協の産物としてクーマンはバルサの指揮を執り続けているのだ。

文●フアン・ヒメネス(アス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

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