現地時間10月19日にチャンピオンズ・リーグ（CL）のグループステージ第３節が行なわれ、日本代表FW南野拓実の所属するリバプールは、アトレティコ・マドリーと敵地で対戦した。開幕から公式戦２試合の出場に留まる南野は、この日もベンチスタートとなった。

　ここまで２連勝のリバプールは、開始８分に試合を動かす。サラーが右サイドからカットインし、左足でゴールに流し込んだ。エジプト代表FWはクラブ新記録の公式戦９試合連続ゴールとなった。
【動画】もう誰にも止められない！サラーがクラブ新記録の公式戦９試合連続ゴール

　この先制点で勢いに乗ったアウェーチームは、直後の13分にも、相手のクリアにペナルティエリア手前で反応したケイタがダイレクトボレーで叩き込み、あっという間にリードを２点に広げる。

　しかし20分、ショートコーナーからルマールに左サイドの突破を許すと、コケのシュートから最後はグリエーズマンにネットを揺らされ、アトレティコに１点を返される。

　これで流れが一気に変わり、縦パス１本でグリエーズマンに抜け出された28分のピンチは、守護神アリソンの好守で防ぐも、34分に個人で打開したジョアン・フェリックスのラストパスから、またもグリエーズマンのシュートで被弾。２-２に追いつかれてしまう。
 

　後半に入っても相手のペースが続き、49分にはワンツーからカラスコにゴール至近距離からシュートを浴びるが、アリソンのビッグセーブで窮地を脱する。

　すると直後の52分、グリエーズマンの振り上げた足がフィルミーノの顔面にヒット。フランス代表FWが一発退場となる。

　数的優位となったリバプールはここから攻勢を強め、66分にはオクスレイド＝チェンバレンが強引な突破からシュートを放つも、GKオブラクの正面に飛んでしまう。

　迎えた77分、ジョッタが相手DFエルモソに倒され、PKを獲得。これをサラーがきっちり決め、ついに勝ち越しに成功する。

　その後はベンチスタートのスアレスも投入したスペイン王者の反撃に遭うが、落ち着いた守備で同点ゴールを許さず、試合はこのまま３-２で終了。リバプールが開幕から３連勝を達成した。なお、南野には最後まで出番が訪れなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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