「朝10時にユニホームを着たままチームホテルに戻った」
忘れたい過去ではなく、本当に記憶がないようだ。マンチェスター・シティのケビン・デ・ブルイネが驚きのエピソードを明かしている。英紙『The Sun』が10月18日付けで伝えた。
シュート、パス、状況判断の全てにおいてハイレベルなパフォーマンスを披露し、昨シーズンのシティのプレミアリーグ制覇に大きく貢献したデ・ブルイネ。だが、悲劇はリーグ最終節の1週間後、チェルシーとのチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝で起こった。
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1点ビハインドで迎えた60分、キャプテンマークを巻いた背番号17は、リターンパスを受けようと前へ走り出そうとした瞬間、相手DFのアントニオ・リュディガーと激しく衝突し、鼻と左眼窩を骨折。プレー続行不可能となり、途中交代を余儀なくされたのだ。大黒柱を失ったシティは結局、最後まで得点を奪えず0-1で涙をのんでいる。
デ・ブルイネはキャリアの中で最も失望した夜のひとつを振り返り、こう語っている。
「たくさんの思い出はない。ちょっと暗い出来事だね。前半のいくつかのチャンスと失点は覚えているが、衝突の後はあまり覚えていない。その日の夜、どうやって病院に行ったのかも覚えていないんだ。朝10時にシティのユニホームを着たままチームホテルに戻ったことは覚えている」
シュート、パス、状況判断の全てにおいてハイレベルなパフォーマンスを披露し、昨シーズンのシティのプレミアリーグ制覇に大きく貢献したデ・ブルイネ。だが、悲劇はリーグ最終節の1週間後、チェルシーとのチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝で起こった。
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デ・ブルイネはキャリアの中で最も失望した夜のひとつを振り返り、こう語っている。
「たくさんの思い出はない。ちょっと暗い出来事だね。前半のいくつかのチャンスと失点は覚えているが、衝突の後はあまり覚えていない。その日の夜、どうやって病院に行ったのかも覚えていないんだ。朝10時にシティのユニホームを着たままチームホテルに戻ったことは覚えている」
その朝には、クラブのカルドゥーン・アル・ムバラク会長と、チームの何人かが話をしたようだ。デ・ブルイネは、CL決勝には敗れたものの、リーグ戦とリーグカップの2冠を達成した1年を、あくまでポジティブに捉えた同会長の言葉を明かしている。
「彼は僕がチームに貢献したことや、その年に満足していると言ってくれたよ。それに『我々は戻ってくる、トロフィーを勝ち取るために再び戦う』といった前向きな言葉を口にしたんだ。みんなにとって非常に大きな痛手だったので、会長からそのような言葉を聞けて良かった」
国内では数多の栄光を手にしているシティだが、ビッグイヤー獲得はいまだかつてない。イングランドでの成功を自負する在籍7年目のスターは、CLへ人一倍、強い思いを抱いている。
「この5、6年、我々がイングランドで様々なことを成し遂げてきたことで、人々は常により高い基準を求めていると思う。僕らにチャンピオンズ・リーグ優勝を期待しているんだ。僕らは常にそこを目指して戦っているが、これまでに優勝したことはない。願わくば、僕がここにいる間にチャンピオンズ・リーグを獲りたいと思う。それは自分のレガシーを決定付けるかって? 外部の人にとってはそうかもしれないね。僕はこの6年間、クラブとしてやってきたことに満足している」
悲願達成を目指すイングランド王者は、19日にグループステージ第3節で、ベルギー王者のクラブ・ブルージュと相まみえる。前節はパリ・サンジェルマンに苦杯を喫し、現在グループ3位に沈むなかで、絶対に落とせない一戦だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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国内では数多の栄光を手にしているシティだが、ビッグイヤー獲得はいまだかつてない。イングランドでの成功を自負する在籍7年目のスターは、CLへ人一倍、強い思いを抱いている。
「この5、6年、我々がイングランドで様々なことを成し遂げてきたことで、人々は常により高い基準を求めていると思う。僕らにチャンピオンズ・リーグ優勝を期待しているんだ。僕らは常にそこを目指して戦っているが、これまでに優勝したことはない。願わくば、僕がここにいる間にチャンピオンズ・リーグを獲りたいと思う。それは自分のレガシーを決定付けるかって? 外部の人にとってはそうかもしれないね。僕はこの6年間、クラブとしてやってきたことに満足している」
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