「日本を勝利に導くゴールを決めなければいけない」
楽しみたい――。
もはや中島翔哉の代名詞と言ってもいいフレーズだ。コスタリカ戦に向けても、その軸はまったくブレていない。
「まずは自分が楽しんで、そのうえでゴールやアシストがついてくればいい。楽しまないと、自分は良いプレーができないので。そこに集中したいです」
「楽しむこと」がこの男の揺るぎない流儀だが、常に上を目指している姿勢もまた、中島を語るうえで欠かせない側面だ。
J1リーグの第1ステージ16節・鳥栖戦で、中島は待望のJ1初ゴールを挙げた。
「チームメイトも寄ってきて喜んでくれた。すごく嬉しかった」
喜びは当然ある。しかし、そこに浸るのはほんのわずかな瞬間。鳥栖戦のゴールを振り返れば、「あれでもまだまだプレースピードが遅い。トラップするまでも遅かった。より高いレベルになれば、(ゴールは)難しいんじゃないかと思います」と満足はしていない。
どこまでも貪欲――飽くなき向上心も、中島の原動力になっているのだろう。
その“より高いレベル”のひとつであるリオ五輪出場に向け、コスタリカとの強化試合に挑むU-22代表で、中島は重要なチャンスメーカー、あるいはフィニッシャーとしてかかる期待は大きい。
本人も「自分に求められているのは、ゴールだったり、アシストなので」と自覚している。もっと言えば、「活躍しなければいけないと思う」という強い責任感がある。
「日本を勝利に導くゴールを決めなければいけない」と覚悟を決めている。
1次予選からの攻撃面の改善点については、こう語っている。
「1次予選の時はミスが多かった。簡単なミスを減らして、できるだけ多くのチャンスにつなげたい。ビルドアップの段階でのミスを減らせれば、チャンスは増えると思います」
最終予選に向け、攻撃面のグレードアップが本格化するなか、U-22代表もハリルジャパンと同様、少ない手数で連動しながら、縦に速く仕掛ける攻撃がひとつのオプションとなる。
そうしたスタイルを中島は歓迎しているようだ。
「(FC)東京でのサッカーも、カウンターというか、そういう攻撃が多いので慣れていますし、世界のサッカーは速いから、それに自分たちも追いついていきたい」
目指すのはクラブでも熟知するサッカーだ。
「やっていて楽しい。試合になればもっと楽しいんじゃないかなと思います」
“楽しまないと良いプレーができない”男は、コスタリカ戦でも特大の輝きを放ってくれそうだ。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
もはや中島翔哉の代名詞と言ってもいいフレーズだ。コスタリカ戦に向けても、その軸はまったくブレていない。
「まずは自分が楽しんで、そのうえでゴールやアシストがついてくればいい。楽しまないと、自分は良いプレーができないので。そこに集中したいです」
「楽しむこと」がこの男の揺るぎない流儀だが、常に上を目指している姿勢もまた、中島を語るうえで欠かせない側面だ。
J1リーグの第1ステージ16節・鳥栖戦で、中島は待望のJ1初ゴールを挙げた。
「チームメイトも寄ってきて喜んでくれた。すごく嬉しかった」
喜びは当然ある。しかし、そこに浸るのはほんのわずかな瞬間。鳥栖戦のゴールを振り返れば、「あれでもまだまだプレースピードが遅い。トラップするまでも遅かった。より高いレベルになれば、(ゴールは)難しいんじゃないかと思います」と満足はしていない。
どこまでも貪欲――飽くなき向上心も、中島の原動力になっているのだろう。
その“より高いレベル”のひとつであるリオ五輪出場に向け、コスタリカとの強化試合に挑むU-22代表で、中島は重要なチャンスメーカー、あるいはフィニッシャーとしてかかる期待は大きい。
本人も「自分に求められているのは、ゴールだったり、アシストなので」と自覚している。もっと言えば、「活躍しなければいけないと思う」という強い責任感がある。
「日本を勝利に導くゴールを決めなければいけない」と覚悟を決めている。
1次予選からの攻撃面の改善点については、こう語っている。
「1次予選の時はミスが多かった。簡単なミスを減らして、できるだけ多くのチャンスにつなげたい。ビルドアップの段階でのミスを減らせれば、チャンスは増えると思います」
最終予選に向け、攻撃面のグレードアップが本格化するなか、U-22代表もハリルジャパンと同様、少ない手数で連動しながら、縦に速く仕掛ける攻撃がひとつのオプションとなる。
そうしたスタイルを中島は歓迎しているようだ。
「(FC)東京でのサッカーも、カウンターというか、そういう攻撃が多いので慣れていますし、世界のサッカーは速いから、それに自分たちも追いついていきたい」
目指すのはクラブでも熟知するサッカーだ。
「やっていて楽しい。試合になればもっと楽しいんじゃないかなと思います」
“楽しまないと良いプレーができない”男は、コスタリカ戦でも特大の輝きを放ってくれそうだ。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)