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【なでしこサッカー新時代】第5回 浜田遥 (前編)|「ポジションが変わっても、『点を決める』という強い気持ちは変わらない」

カテゴリ:女子サッカー

西森彰

2021年09月30日

「初戦で勝点を落としてしまったことは、とても悔しい」

キャプテンとしてチームを引っ張っている浜田選手。写真:田中研治

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 「なでしこサッカー新時代」5回目のゲストは、マイナビ仙台レディースの浜田遥選手だ。昨シーズンは、2度のハットトリックを含む15ゴールで、なでしこリーグの得点女王ランキング2位という成績を収めた。

 今シーズンは、これまでのセンターフォワードから、サイドハーフにポジションを移し、プレーの幅を広げている。厳しい戦況でも、笑顔でチームに落ち着きをもたらす、新時代のキャプテンに話を聞いた。
 

―ー浜田選手、まずは、開幕しましたWEリーグについてお伺いします。2試合を終えた時点では、1勝1分けというスタートですが、いかがでしょうか。(※取材は9月22日に実施)

 開幕戦のノジマステラ神奈川相模原戦で勝点3を取れなかったことは、かなり悔しかったです。ただ、ああいう試合をもう2度と繰り返さないため、チーム全員で練習から一度取り組み、次のサンフレッチェ広島レジーナ戦で勝点3を取れたことは大きいと思います。

――第2節も、スリリングな試合でした。マイナビがペースを掴んで攻めている中、ゴールがない局面が続きましたね。

 開幕戦では、緊張などもあり、シュートをなかなか打てなかった。ゴールも奪えずに終わって、悔しい思いしか残りませんでした。だからこそ、広島戦は全員でゴールを意識してシュートをどんどん打とうと。とにかく焦らず、入らなくても、シュートを打ち続けようということを心掛けました。

――攻め込みながら無得点という中、浜田選手が笑顔でチームを鼓舞する場面が印象的でした。あそこで笑顔を見せられるというのは、チームメイトにとって、力になったのではないかなと感じます。

 そう言っていただけると、すごく救われます(笑)。これからも厳しい試合だったり、難しい展開だったりを必ず迎えると思うんですが、みんなで楽しみながらサッカーができたら、もっと良くなると考えています。選手それぞれの良さを出し、難しい展開でも全員で前を向き、できれば笑顔でやっていけたら最高ですね。

――キャプテンというと、黙って背中で引っ張るというタイプをイメージしますが、浜田選手はそれとは異なるキャプテン像を抱いているのでしょうか。

 例えば、「ひとりでチームを引っ張ってやる」みたいなタイプではないですね。引っ張るというよりは、手を取り合って、いろいろと話しながら、全員で同じ方向に進んでいくのが理想です。私の周りには、頼りがいのあるスタッフの方々や、頼もしいチームメイトがいるので、その力を借りてチームを作っていけたらいいなと思います。

――今シーズン、浜田選手はトップ(FW)とサイドハーフでプレーされていますが、プレーへの意識は大きく変化しましたか?

 今年はサイドハーフでプレーすることが多いですが、「点を決める!」という強い気持ちは変わらないです。これは自分の長所でもあると考えているので、今はポジションは変わっても、成長できるかどうかを試されている時期だと捉えています。

――松田岳夫監督からは、サイドハーフでこんな特長を出してほしいというようなリクエストはありますか?

 そうですね。「ポジションを縛っているつもりはない」と言っていただいて、自分が勝手に縛られてしまっていたことに気づきました。もっと強引にでもシュートを打ちに行きたいです。

――マイナビ仙台レディースの前線は流動的で、迫力が伝わってきます。プレシーズンマッチから手応えはありましたか。

 これから修正できる部分も多々ありますが、やはり「攻守にハードワークをして戦う」ことだけは、日頃の練習から全員で叩き込まれているからでしょうか。手応えまではわかりませんが、去年と比べても、勝点には強くこだわるようになりました。「どの試合も勝つ」という強い気持ちを持って取り組んでいけば、今よりも、もっと良くなると確信しています。

――チーム全体で選手をバックアップしてくれる暖かい雰囲気がありますよね。それは選手としても感じますか?

 はい! 特に、開幕戦は、フロントスタッフの方々が、私たちのために会場を盛り上げてくれ、本当にいい雰囲気の中で試合ができました。だからこそ、勝点3が取れなかったことは本当に悔しかったです。でも、ああして選手たちのために盛り上げてくれる方々がそばにいることを実感できて、「本当にいいチームだな」「絶対に勝ちたい」という気持ちはさらに強くなりました。
 
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