９月３日、ヴィッセル神戸に今夏加入したFWボージャン クルキッチが雨の中チーム練習に合流し、バルセロナ時代の同僚、アンドレス・イニエスタらと汗を流した。

　ボージャンは、スペインの名門バルセロナのカンテラ（下部組織）で育ち、17歳でトップデビューを果たす。その後はローマ、ミラン、アヤックス、ストーク、マインツ、アラベスなどを経て、2019年に加入したカナダのモントリオール・インパクトをシーズン終了後に契約満了となり無所属となっていた。

　そんな31歳のアタッカーは、神戸での初練習を終えて「やっと神戸に来られて嬉しいです。チームメイトにも会うことができて、一緒に練習ができてよかったです。２週間の隔離中は試合を見ながらこの日の事だけ考えてました。やっと練習に合流できて本当に嬉しいです」と喜びを語った。

　また、同時期に加入が発表された大迫勇也、武藤嘉紀らがすでにデビューを飾っているなか、待ちわびたファンへ以下のようにコメントしている。

「皆さんに早く会いたいです。神戸に来られて嬉しいです。今日から少しずつ良くなっていくと思います。常にチームメイトやクラブの為に100％尽くしたいと思います。日本は尊敬していますし、この日本にいる間はなるべく多く文化について学びたいと思います。初めてヴィッセルの試合に出場する事を今は夢見ていますし、たくさんの試合に出場したいですし、特にホームで皆さんの前でプレーしたいです」
 

　同日、自身のインスタグラムを更新したイニエスタは、バルセロナのカンテラの後輩の合流を喜び、練習後に肩を組んだ２ショット写真を披露し、「アミーゴ、ここに迎え入れることがとても嬉しく思います!!! Bienvenido!!! Welcome!!! ようこそ!!!」と歓迎の意を示した。

【画像】「バルサ以上にバルサ！」イニエスタが投稿したボージャンとの２ショット！

　この投稿にフォロワーたちも反応し、「また一緒なんて素晴らしい！」「ボージャンまた輝きを見せてくれ」「ヴィッセル神戸はバルセロナ自体より多くのバルサのDNAが入っている」「マコーレ・カルキンみたい」「最高だ」「あとはメッシがいれば…」など多くのコメントが寄せられている。

　神戸は９月５日に大雨で延期された広島戦を行ない、代表ウィーク明けの18日に第29節・札幌戦、24日に第30節・清水戦、29日に第28節・川崎戦と続いていく。

　ピッチ上でイニエスタとボージャンの共演が見られる日も近いか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部