ジョゼップ・グアルディオラ監督が、過熱するアルテタ解任論に待ったをかけた。英メディア『talk SPORT』が伝えている。

　現地時間８月28日に行なわれたプレミアリーグ第３節、マンチェスター・シティ対アーセナルは、前者の一方的な試合となった。

　開始７分にイルカイ・ギュンドアンが先制点を決めると、その５分後にはフェラン・トーレスが追加点を挙げ、あっという間にリードを２点に広げる。そして35分に、相手MFグラニト・ジャカが危険なタックルで一発退場し、数的不利となってからはより攻勢を強め、43分にガブリエウ・ジェズス、53分にロドリ、84分にフェランが加点。結局、５ゴールを挙げ、支配率も80％超と、相手にほとんど何もさせない完璧な内容で大勝した。

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　アーセナルはこれで開幕から無得点で３連敗となり、ミケル・アルテタ監督の解任を求める声が方々から挙がるなか、シティのグアルディオラ監督は、試合後のインタビューでかつてアシスタントコーチとして自身に従事した敵将に言及。負傷で主力を欠く厳しい状況を慮り、擁護する姿勢を見せている。
 

「もちろん、同情しているよ。今日プレーした５バックはいい選手だが、本来いるはずのベン・ホワイト、ガブリエウ（マガリャンイス）はじめ、多くの選手がそこにいない。トーマス・パーテイもそうだね。サッカーでは、人々は結果、結果、結果を求める。我々を見てくれ。フィル（フォデン）とケビン（デ・ブルイネ）以外の選手は全員、準備ができている。私にとっては簡単なことだ。

　選手たちが我々の仕事を成功させてくれる。彼がフルメンバーを揃えた瞬間、全てが上手くいく。私は彼のことを完全に知っているし、彼が人として、そして監督として持っているクオリティを知っている」

　一方、アルテタ本人は自分の将来について質問されると、率直にこう語っている。

「アウェーで０-５で負けたときに進歩について語るのは、かなり難しい。変わったこと、良くなったことはたくさんあるが、最終的にはピッチで結果を出すしかない」

　３試合を終え、勝点、得点いずれも０で、単独最下位となったアーセナル。指揮官交代は果たしてあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部