「積み上げてきたものを信じて、相手を叩きのめしに行く」
13戦無敗で4連勝中。直近3試合は5点、5点、4点と計14得点。圧倒的な攻撃力を誇り、快進撃を続ける横浜F・マリノスが、鹿島アントラーズの次の相手だ。
難敵であるのは間違いない。ただ“お得意様”という見方もできる。今季のリーグ戦で横浜が最後に負けた相手が、他ならぬ鹿島だ。5月の対戦では土居聖真のハットトリックもあり、5-3で完勝。この試合を含め、過去5戦、鹿島は横浜に“連勝”している。
さかのぼること2019年シーズンの8月の対戦では2-1、同年の天皇杯4回戦では4-1、昨季のリーグ戦では4-2と3-2、そして今季の前回対戦での勝利だ。
相馬直樹監督にとっては、昨季のコーチ時代を含め、横浜には3連勝中。むしろ相性の良さを感じているのではないだろうか。
「結果で見れば、そういう部分はあると思いますけど、紙一重のゲーム、どちらかと言えばシーソーゲームみたいなことも多かったと思います」
どちらに転ぶか分からないギリギリの勝負を制してきたが、次もそうなる保証はもちろんない。
「自分たちの積み上げているものをしっかりと出し切らないと、結果は入れ替わっていることも十分にあり得ると思っています。今一番、力がある、勢いがある、そして安定して、その強さ、強度を発揮しているのがマリノス。
その相手から勝点3を奪い切るには、相性というだけではなく、我々がしっかりと出し切れるか、相手を上回り切れるか。ちょっとしたところで、やられる可能性は十分にはらんでいると思いますし、そうならないようにしていきたい」
難敵であるのは間違いない。ただ“お得意様”という見方もできる。今季のリーグ戦で横浜が最後に負けた相手が、他ならぬ鹿島だ。5月の対戦では土居聖真のハットトリックもあり、5-3で完勝。この試合を含め、過去5戦、鹿島は横浜に“連勝”している。
さかのぼること2019年シーズンの8月の対戦では2-1、同年の天皇杯4回戦では4-1、昨季のリーグ戦では4-2と3-2、そして今季の前回対戦での勝利だ。
相馬直樹監督にとっては、昨季のコーチ時代を含め、横浜には3連勝中。むしろ相性の良さを感じているのではないだろうか。
「結果で見れば、そういう部分はあると思いますけど、紙一重のゲーム、どちらかと言えばシーソーゲームみたいなことも多かったと思います」
どちらに転ぶか分からないギリギリの勝負を制してきたが、次もそうなる保証はもちろんない。
「自分たちの積み上げているものをしっかりと出し切らないと、結果は入れ替わっていることも十分にあり得ると思っています。今一番、力がある、勢いがある、そして安定して、その強さ、強度を発揮しているのがマリノス。
その相手から勝点3を奪い切るには、相性というだけではなく、我々がしっかりと出し切れるか、相手を上回り切れるか。ちょっとしたところで、やられる可能性は十分にはらんでいると思いますし、そうならないようにしていきたい」
過去の戦歴を踏まえれば、横浜の無敗記録を止めるのは、鹿島ほど相応しいチームはない――そんな期待感を抱くこちらを諭すかのように、相馬監督は次のように話す。
「一番大事なのは、このゲームにはいりこめるか。相手うんぬんではなく、中2日の戦いになりますけど、このゲームに100パーセント以上を持ってこれるか。それによってはじめて、相手を上回ることも可能だと思います。
(横浜の)無敗を止めるとか、それは我々だとか、そういうことではなく、単純にこの試合に勝ちたいかどうか、そこにしっかりとフォーカスしてやりたい。
それはワンプレー、ワンプレーも同じで、ゲーム中はミスも当然ありますし、先に失点することもありますけど、それでも、自分たちが積み上げてきたものを信じて、相手を叩きのめしに行く、勝点3を奪い取りに行く、その姿勢を最後まで見せ続けられるかどうか。そう思っています」
相性も、過去の戦歴も関係なく、目の前のゲームだけに集中して勝ちをもぎ取るだけ。この横浜戦のあとには、名古屋グランパスとのルヴァンカップ準々決勝が控える。そこに向けても弾みがつくような勝利を手にしたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
【荒木遼太郎 PHOTO】常勝軍団を牽引する若きエース
「一番大事なのは、このゲームにはいりこめるか。相手うんぬんではなく、中2日の戦いになりますけど、このゲームに100パーセント以上を持ってこれるか。それによってはじめて、相手を上回ることも可能だと思います。
(横浜の)無敗を止めるとか、それは我々だとか、そういうことではなく、単純にこの試合に勝ちたいかどうか、そこにしっかりとフォーカスしてやりたい。
それはワンプレー、ワンプレーも同じで、ゲーム中はミスも当然ありますし、先に失点することもありますけど、それでも、自分たちが積み上げてきたものを信じて、相手を叩きのめしに行く、勝点3を奪い取りに行く、その姿勢を最後まで見せ続けられるかどうか。そう思っています」
相性も、過去の戦歴も関係なく、目の前のゲームだけに集中して勝ちをもぎ取るだけ。この横浜戦のあとには、名古屋グランパスとのルヴァンカップ準々決勝が控える。そこに向けても弾みがつくような勝利を手にしたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
【荒木遼太郎 PHOTO】常勝軍団を牽引する若きエース