急遽、指導者経験ゼロでユベントスの監督に就任
激動の1年を過ごしたアンドレア・ピルロが、胸の内に秘めた想いを明かした。『The Athletic』のインタビューを、イタリア紙『Tuttosport』が8月17日に伝えている。
選手時代は世界屈指のレジスタとして鳴らしたピルロは昨シーズン、古巣ユベントスのU-23チームで指導者キャリアをスタートする予定だったものの、マウリツィオ・サッリの解任を受け、急遽、指導者経験ゼロでトップチームの監督に就任した。
ただ、ビッグクラブを率いるには経験不足は否めず、コッパ・イタリアとイタリア・スーパーカップを制したものの、チャンピオンズ・リーグではベスト16で早々に敗退。10連覇を目指したセリエAでも4位に入るのがやっとで、シーズン終了後に解任の憂き目に遭っていた。
ピルロはコロナ禍の特異なシーズンでもあった監督挑戦1年目を振り返り、準備期間がほとんどなかったことを嘆いている。
「たくさんのことを学んだよ。コーチとしての初めての経験は、強烈だった。ただ、シーズンはたった1回のフレンドリーでスタートし、3日に1回のペースで、ファンのいないところでプレーしていたので、とても早かった。新しいことに適応するのは、チームにとって大変だ。最も重要なのは、回復することだった」
選手時代は世界屈指のレジスタとして鳴らしたピルロは昨シーズン、古巣ユベントスのU-23チームで指導者キャリアをスタートする予定だったものの、マウリツィオ・サッリの解任を受け、急遽、指導者経験ゼロでトップチームの監督に就任した。
ただ、ビッグクラブを率いるには経験不足は否めず、コッパ・イタリアとイタリア・スーパーカップを制したものの、チャンピオンズ・リーグではベスト16で早々に敗退。10連覇を目指したセリエAでも4位に入るのがやっとで、シーズン終了後に解任の憂き目に遭っていた。
ピルロはコロナ禍の特異なシーズンでもあった監督挑戦1年目を振り返り、準備期間がほとんどなかったことを嘆いている。
「たくさんのことを学んだよ。コーチとしての初めての経験は、強烈だった。ただ、シーズンはたった1回のフレンドリーでスタートし、3日に1回のペースで、ファンのいないところでプレーしていたので、とても早かった。新しいことに適応するのは、チームにとって大変だ。最も重要なのは、回復することだった」
そのうえで、ピルロは、現在マンチェスター・シティで指揮を執るジョゼップ・グアルディオラの名も持ち出し、自らのサッカーに対するこだわりも熱弁している。
「若い監督は、人と違うことをやりたがるものだ。私のサッカーもそうした方向にあり、近年で言えば、グアルディオラがその象徴だ。ゲームをコントロールできなければ、勝てるとは思えない。もちろん、自分たちが90%ボールを持っていて、相手が放った唯一のシュートで負けることもあるかもしれない。だけど、試合中ずっと自分のペナルティエリアを守って、カウンターでゴールを狙うよりは、そのような負け方がましだ」
インタビューの最後、将来について問われると、ピルロは「パリにも行くし、マンチェスターにも行く。新しい冒険をする準備はできている」と自信満々に回答。現役時代はアメリカでプレーした晩年を除き、イタリア一筋で過ごした41歳のレジェンドが、今後イングランドやフランスで指揮を執ることはあるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【PHOTO】 現地番記者が選ぶ「過去20年のユベントス・レジェンドTOP10」を厳選ショットで振り返り!
「若い監督は、人と違うことをやりたがるものだ。私のサッカーもそうした方向にあり、近年で言えば、グアルディオラがその象徴だ。ゲームをコントロールできなければ、勝てるとは思えない。もちろん、自分たちが90%ボールを持っていて、相手が放った唯一のシュートで負けることもあるかもしれない。だけど、試合中ずっと自分のペナルティエリアを守って、カウンターでゴールを狙うよりは、そのような負け方がましだ」
インタビューの最後、将来について問われると、ピルロは「パリにも行くし、マンチェスターにも行く。新しい冒険をする準備はできている」と自信満々に回答。現役時代はアメリカでプレーした晩年を除き、イタリア一筋で過ごした41歳のレジェンドが、今後イングランドやフランスで指揮を執ることはあるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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