現地時間８月５日、マンチェスター・シティがジャック・グリーリッシュの獲得を正式に発表した。

　驚くべきは、その移籍金だ。現地メディアによれば、アストン・ビラに支払われた金額は実に１億ポンド（約140億円）。2016年夏にマンチェスター・ユナイテッドがポール・ポグバ獲得時に投じた8900万ポンド（約124億6000万円）を大きく上回る、これはイングランド史上最高額だ。

　契約は2027年６月までの６年間で、サラリーはトッププレーヤーのひとつの目安となる週給20万ポンド（約2800万円）と報じられている。まさしく世紀のビッグディールが成立した。

　イングランド代表の一員としてEURO2020でも活躍したグリーリッシュは、組み立てからフィニッシュまで、攻撃のあらゆる局面で違いを作り出せる25歳のワールドクラスだ。

　注目されるのが、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンCでの起用法。アストン・ビラで主に担っていた左ウイングが有力ながら、ケビン・デ・ブルイネとともに4-3-3システムのインサイドハーフで使われるケースも十分に考えられる。

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　また、この移籍で小さくない影響を受ける既存戦力もいるだろう。プレーエリアや担う役割が重なるポルトガル代表のベルナルド・シウバは、噂されるラ・リーガへの移籍を決断するか。アトレティコ・マドリーとバルセロナが、かねてより強い興味を示している。

　グリーリッシュのデビューは、早ければ８月７日に予定されているレスターとのコミュニティーシールドで実現するかもしれない。グアルディオラ監督の起用法も含め、注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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