7月25日の東京オリンピック・グループステージ第2節でU-24メキシコ代表を2-1で下したU-24日本代表は、2連勝でグループAの単独トップに立っている。
7月28日に行なわれる第3節の相手は、ここまで1勝1敗でグループ3位になっているU-24フランス代表。決勝トーナメント進出をかけたゲームで、日本が警戒すべきフランスの注目プレーヤーは以下の4人だ。
11 テジ・サバニエ(MF/モンペリエ)
オーバーエイジ枠で招集されたリーグ・アン屈指のゲームメーカー。優れたプレービジョンと正確無比なキックを武器に攻撃を華麗にオーガナイズする。国際的な知名度は低いものの、マルセイユで対戦経験がある酒井宏樹が要注意人物に挙げるほどの実力者だ。第2節の南アフリカ戦では値千金の決勝ゴールを奪うなど勝負強さも持ち合わせている。
14 フロリアン・トバン(MF/ティグレス)
18年ロシアW杯の優勝メンバーで、オーバーエイジ枠で参戦。右サイドからカットインしてシュートやアシストを狙うレフティーだ。ここまでは本領を発揮できていないものの、日本の守備陣が警戒すべきプレーヤーのひとり。昨シーズンまではマルセイユで酒井とチームメイトで、このオリンピックで再会を果たす。今夏はメキシコのティグレスへの移籍が決定している。
ジニャックの高い決定力は日本にとって大きな脅威に
10 アンドレ=ピエール・ジニャック(FW/ティグレス)
サバニエ、トバンと同じくオーバーエイジ枠でチームに加わった経験豊富な35歳のベテランCF。屈強なボディを活かしたポストプレーとパワフルなシュートが持ち味のストライカーだ。今大会は2戦目のハットトリックを含めて計4ゴールを挙げており、決定力の高さは健在。「日本との試合は決勝戦になる」とコメントするなど気合十分だ。
18 ランダル・コロ・ミュアニ(FW/ナント)
20-21シーズンのナントで37試合に出場し、9ゴール・8アシストのキャリアハイをマークした新進気鋭のCF。187センチの長身を活かしたポストプレーに加え、セカンドトップやウイングでもプレー可能な攻撃のマルチロールだ。今大会は2試合連続でアシストを記録するなど、存在感を高めている。
日本は第3節で敗れたとしても1点差以内の敗戦であれば、メキシコが南アフリカに勝利した場合でも決勝トーナメント進出が確定。精神的にも有利な状況でフランスとの一戦に臨む。逆にフランスが自力で突破するためには、2点差以上での勝利が条件となる。
見逃せないグループリーグ最終戦は、7月28日の20時30分に横浜国際総合競技場でキックオフする。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部