【浦和】岐路に立たされた2人のアタッカー――レイソル移籍の武藤とレッズ残留が濃厚な興梠

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2021年07月14日

同時期に移籍の噂が持ち上がった2人。武藤は柏との対戦が転機に

浦和を離れる武藤(左)と残留が濃厚な興梠。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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「新しいチャレンジをすることを決断しました」

 今月12日、浦和レッズはFW武藤雄樹の柏レイソルへの完全移籍を発表した。

 先月、その柏から加入したMF江坂任のプレースタイルを考えると結果的に事実上のトレードとなった。

 武藤は今季ここまでリーグ16試合に出場。序盤の苦戦を抜け出すキッカケとなったリーグ7節・鹿島アントラーズ戦から9試合連続先発出場。その後、カップ戦を含めた公式戦6試合、スタメンから外れたが、久々の先発となったのが奇しくも19節・柏戦(6月23日)。61分間のプレーで得点こそなかったが、特長のオフ・ザ・ボールの動き、献身的かつ気配りあふれるプレーは錆びていなかった。

 まさに武藤の移籍情報を耳にしたのはちょうどこのころ。当初、カテゴリーを含め移籍先が分からないなか、真っ先に浮かんだのは古巣・ベガルタ仙台。しかし取材によれば「同じポジションに選手が多くいる」「資金が足りない」「噂レベルにもない」とのことから仙台の線は消えた。

 そうした折、柏サイドが対戦相手として武藤のプレーを確認したうえで即戦力として最適と判断。運動量、順応性、経験もさることながら、ポジティブな人間性は監督、選手、サポーターに受け入れられるはずだ。

 プロのスタートとなったベガルタ仙台時代、そして浦和移籍1年目に着けた、なじみの背番号「19」で心機一転。浮上を目指す柏の一助となるはずだ。
 
 その武藤とほぼ同時期に移籍がささやかれたのがFW興梠慎三。

 7月1日、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が指揮する北海道コンサドーレ札幌から興梠へ獲得オファーとの一報が打たれた。

 札幌の事情を考えれば合点はいく。先月中旬、各メディアはFWアンデルソン・ロペスの今夏での退団はほぼ決定と打った。もたらせる移籍金を手に札幌がミシャ・サッカーを熟知した興梠に白羽の矢を立てるのは自然な流れだ。

 獲得オファー報道を受け、浦和サイドに確認すると「現時点では伝えることはなにもありません」とノーコメントの姿勢を貫いた。

 一方、興梠の現状を見れば、FWユンカーの活躍で出場時間は徐々に減少。以前は決まったであろうシュートが決まらなくなった感もあった。しかし、卓越したセンスとボールキープは変わらず、チームの精神的支柱であるなど有形無形に影響ある選手なことは間違いない。

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