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Jのサポーターになりすました悪質なアカウントが多発! クラブや選手を誹謗中傷、人種差別的な投稿を行なう

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年07月11日

巧妙に複製された偽物に注意を

Jリーグのファンになりすます、悪質なアカウントが横行している。 写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 非常に性質の悪いSNSの悪用が、ネット上で広がっている。

 7月10日に行なわれたJリーグ第22節で、アビスパ福岡は横浜F・マリノスに0-2で敗戦。この試合後、福岡のエミル・サロモンソンのTwitterに、対戦した横浜のサポーターと思われるアカウントから、人種差別的な表現を含むリプライが送られた。

 これにサロモンソンは「ショックだ」と反応。英語で「こんなツイートを日本で見ることになるとは思わなかった。人種差別は絶対に許されることではない」と綴り、悲しみを露わにした。

 しかし、この投稿はある横浜のサポーターを装った、フェイクのアカウントであることが発覚。別のサポーターがそれを指摘すると、サロモンソンは「(リプライを送ってきた)アカウントはハッキングされていた!この人の印象をひどいものにしようとしている」と発信し、本来の持ち主には「愛をこめて」と気遣いも見せた。
 
 フェイクのアカウントは非常に巧妙に、本来のアカウントからアイコンの写真やプロフィールの言葉などを無許可で引用し、該当の投稿以外は丸ごとコピーしているようだ。ユーザー名も、元の英字アカウントにアンダーバーをひとつ増やしただけで、一目では偽物と見分けがつかないほど巧妙に”複製”している。

 さらに、被害は一件にとどまっていない。同日、大分が浦和との一戦に勝利した投稿にも、同様の方法でアカウントを“複製”したなりすましが、浦和に対して人種差別の表現が含まれるリプライを送っている。ほかにも、横浜や川崎サポーターのなりすましが、浦和と横浜の公式アカウントに対し、誹謗中傷と取れる投稿を行なっていることが確認できる。

 同様のトラブルは約1年前にも問題視されており、川崎フロンターレが顧問弁護士をたてて対応すると発表するまでになっていた。

 こうした投稿はアカウント停止の対象となるため、見つけた場合は拡散するのではなく、スクリーンショットなどで記録し、速やかに報告することが望まれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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