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エムバぺとグリエーズマンは「友好的とは程遠い」と現地紙が報じる。世界王者フランス、衝撃の敗戦の裏には不協和音か

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年07月03日

チーム全体を見ても、綻びはあちらこちらに

エムバぺ(左)とグリエーズマン(右)の不和が取り沙汰されている。(C)Getty Images

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 フランスは現地時間6月28日、スイス相手にラスト10分で2点のリードを追いつかれ、最後はPK戦の末、まさかのベスト16で姿を消した。世界王者の不覚に衝撃が走るなか、敗因の最大の理由とも考えられるチーム内部の不協和音が明かされている。仏紙『L'Equipe』が伝えた。

【動画】ラスト10分で痛恨の2失点…フランスは大逆転負けで衝撃の敗戦

 ひとつのきっかけは開幕前にあった。6月8日に行なわれたブルガリアとの親善試合(〇3-0)後、途中出場で2ゴールを挙げたオリビエ・ジルーがインタビューに応じた際に、チームメイトから受けたパスの数に対し、不満とも取れる発言をしたのだ。

 これに対し、キリアン・エムバぺは怒りを露わに。モノを申すために、代表スタッフに自分の記者会見を開くよう要望までするも、ここは幸いディディエ・デシャン監督がきっぱり跳ね除けことで、事態は収まったかのように思われた。

 しかし、グループステージこそ1勝2分で首位通過したものの、決勝トーナメント1回戦で敗れた今、現地メディアによって精査され、陣営の亀裂は再び表面化。大会が始まる前にジルーと仲違いした後、22歳が取った「すねた態度」に先輩らが腹を立てていたという事実が浮かび上がっている。
 
 さらに、エムバぺとアントワーヌ・グリエーズマンに関しては、ベンゼマの復帰を巡って対立しているとも言われている。前者はレアル・マドリーのスターの招集に賛成していたが、後者は詳細な理由は定かではないものの、いわゆる「セックステープ恐喝事件」を犯したベンゼマが代表から追放されたままであることを望んでいたようだ。

 おまけに若きエースは、レ・ブルーの中心選手として君臨し続けるバルセロナのスターに嫉妬心を抱いているともされ、これも両者が『L'Equipe』曰く「友好的とは程遠い」一因となっている。

 そして、チーム全体を見ても、綻びはあちらこちらで見受けられた。大会期間中の宿泊施設の水準や、コロナを理由とした家族との面会禁止への不満に加え、ウスマンヌ・デンベレが負傷で途中離脱したことも、チームの士気を下げる結果となったようだ。

 まさに起こるべくして起こった今回の衝撃の敗戦。来年にはカタール・ワールドカップも控えるなかで、フランスは襟を正して、挑戦者として新たなるスタートを切れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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