川崎フロンターレは６月29日、クラブの公式YouTubeチャンネルでドイツ２部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへの期限付き移籍が発表されている田中碧への惜別の動画を投稿した。

　川崎の下部組織出身の田中は、2018年に20歳の誕生日を迎えた直後にJ１デビュー。翌年にベストヤングプレーヤー賞に輝くと、昨季はベストイレブンを受賞し、チームのリーグ制覇に大きく貢献した。今季もここまで不動の主軸としてリーグ戦20試合に出場していた。また、今夏の東京五輪の登録メンバーにも選出されており、大舞台での活躍も期待されている。

　そんな田中に向けて、クラブの公式は以下のような想いを込めてプレー集を投稿した。

「小学校３年生からフロンターレのアカデミーに所属。クラブカラーを連想させる『アオ』の名を見て、いつかこの子がトップチームに昇格したら最高だなと夢見ていました。

　小学生の頃から変わらない…良いプレーが出来たとき、ゴールを決めたとき、チームが勝ったとき、必ず見せてくれた笑顔。私たちスタッフも、サポーターのみんなも、アオの笑顔が大好きでした。ドイツでもいい笑顔を見せてくれることを願って…

　アオ、今までもこれからもずっと応援しています」

【動画】「最高すぎんだろ！」クラブ公式が投稿した田中碧への惜別メッセージ
 

　この投稿にファンも反応し、以下のようなコメントが寄られている。

「広報さんの愛を感じて涙出ちゃう」
「大きくなって、いつか背番号14を背負うために帰ってきてほしい！！！」
「嬉しいけど悲しい！！頑張れ碧！！」
「仕事中に見ちゃいけないヤツだった」
「これは泣ける」
「こちらも笑顔で送り出そう」
「こういう計らい大好き。アオ頑張れ！」
「なんだこれ。最高すぎんだろ！」

　またドイツ２部から日本代表に欠かせない選手へと成長した、「遠藤航のように２部から這い上がって活躍する姿が見たいです！頑張ってください！」との期待も寄せられている。

　新天地へ羽ばたく田中は、クラブが伝えた「アオ、ドイツでも笑顔で」の願いを体現するとができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部