• トップ
  • ニュース一覧
  • 【J1採点&寸評】湘南×広島|壮絶なミラーゲームはスコアレスドローに終わる。広島は第1ステージの優勝争いから後退

【J1採点&寸評】湘南×広島|壮絶なミラーゲームはスコアレスドローに終わる。広島は第1ステージの優勝争いから後退

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2015年05月30日

GK秋元が絶体絶命のピンチを救うスーパーセーブ。

【警告】湘南=永木(26分)、大竹(41分)/広島=青山(79分)、ミキッチ(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】秋元陽太(湘南)

画像を見る

【試合内容】
 3-4-2-1のミラーゲームとなった一戦は序盤、広島が6割を超えるボール支配率で両サイドから湘南ゴールに迫る。湘南も20分を過ぎると盛り返すが、ボールを奪った後にパスミスが続き、目まぐるしく攻守が入れ替わる。両軍ともに決定機には至らず、スコアレスで前半を折り返す。
 
 後半に入ると、一気に湘南ペースに。塩谷交代後に「攻める湘南」「凌ぐ広島」の構図が色濃くなるなか、広島は53分に佐藤、61分には柴﨑がゴールネットを揺らすもオフサイド。途中地震の影響で試合が6分間中断したが、両チームとも集中力は切れず。球際が激しく、攻守で鋭い展開が見られた激闘は、そのまま0-0の引き分けで幕を閉じた。

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・14節

【J1採点&寸評】全9カードの評価をチェック!
 
【チーム採点・寸評】
湘南    
攻守の切り替えでミスが目に付いたが、後半は自分たちのペースに持ち込み、シュート数でも上回る。4戦連続無失点で切り抜けるなど敵将も「2年前とはまったく違うチーム」と称賛の言葉を送った。
 
広島       5.5
サイド攻撃からチャンスを作る。ただ、中央への相手のプレスが厳しく、ややサイド偏重に。内容は決して悪くなかったが、勝点3を取れず、優勝争いが厳しくなった意味では及第点は与えられない。
 
 
【湘南|採点・寸評】
GK
1 秋元陽太 6.5
後半開始早々、ドウグラスとの1対1を身体を張って止めるスーパープレー。襲ってくるハイボールやクロスにも的確に処理した。
 
DF
3 遠藤 航 6.5
ウイングバックの裏のスペースを上手くカバー。前線へのフィードだけでなく、終盤はどんどん前への圧力を強めて攻撃をリードした。
 
4 アンドレ・バイア 6.5
リベロとしてゴール前に仁王立ち。特に対佐藤に関しては相手にほとんど仕事をさせず、次々と放り込まれるクロスも冷静に迎撃した。
 
17 三竿雄斗 5.5
ドウグラスとミキッチに対応したため、本来のオーバーラップが影を潜める。攻撃において、菊池との連動がもう少し欲しいところだ。
 
MF
6 永木亮太 6
相手選手との接触で右足や脇腹を痛めながら、最後まで運動量は落ちず走行距離は11キロオーバー。ただ、守備での消耗が激しかった印象だ。
 
16 石川俊輝 6
J1では自身初の3戦連続スタメン。激しく攻守が入れ替わるなか、相手ボランチへの縦パスに食らい付き、中央で簡単にボールを持たせなかったが、56分に訪れた絶好のチャンスは決めたかった。
 
10 菊池大介 5
ミキッチに押し込まれながらなんとか耐えた一方で、本職である攻撃では気合いが空回りし、ドリブル・シュートともに不発。ひとりだけ波に乗れなかった印象で、試合後は反省の弁が続いた。
 
14 藤田征也 5.5
柏との攻防で体力を大きく消耗。それでも32分にようやく初クロスを上げると、4分後にも粘ってボールを供給するなど意地を見せた。
 
7 大竹洋平 6
アタッキングサードでギャップに入り込み、スルーパスを通す。41分には鋭い切り返しでペナルティエリア内で倒されたが、悔しいシミュレーション判定。
 
23 高山 薫 5.5
ガムシャラにボールを追い駆け、チェイシングでは及第点。ただ、試合展開から言えば、さらにゴールに近い位置からシュートを狙い、得点したかった。
 
FW
19 大槻周平 5.5
相手の強力な3バックの前に思うように前を向けず。71分、ペナルティエリア内で倒されるもノーファウルで、結果を残せなかった。
 
交代出場
DF
2 菊地俊介 6
フォアチェックとプレスバックでカウンターを引き出す。地震による中断にも動じず、スムーズに試合に入った点でも良い働きだった。
 
MF
8 山田直輝 -
大竹に代わり、そのままシャドーへ。チェイシングからのインターセプトで終盤の猛攻に一役買うなど、短い時間で持ち味を発揮した。
 
FW
18 アリソン -
アディショナルタイム突入直前、左サイドからのクロスに飛び込むも相手を倒してファウルに。最後の“切り札”として結果を残せなかった。
 
 
監督
貴裁 6
判定にエキサイトし、試合後には審判団に詰め寄る場面も。それでも自分たちの攻撃スタイルを貫き、最後までゴールを奪いにいった。

GK秋元(1番)がスーパーセーブでチームを救うなど、湘南は守備陣の奮闘で4試合連続無失点となった。 写真:徳原隆元

画像を見る

大竹(7番)はギャップでボールを受け、再三チャンスメイク。41分には鋭い切り返しでペナルティエリア内で倒されたが、シミュレーション判定となった。 写真:徳原隆元

画像を見る

【関連記事】
【J1採点&寸評】湘南×清水|守護神の好守で流れを呼び込んだ湘南が後半のゴールラッシュで快勝!
【J1採点&寸評】広島×新潟|塩谷が今季初得点! 高さで突破口を開いた広島が4発快勝!!
2015 J1 1stステージ日程【13節~17節】
連載|熊崎敬【蹴球日本を考える】ゴールを背負ったらとにかく強い 湘南・ブルーノは一見の価値あり
【広島】佐藤寿人――理想と現実の狭間で見せるエースの意地
【FC東京】武藤がマインツに完全移籍。眠れない日もあったが、悩んだ末についに決断

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ