ミランの10番がインテルに“禁断の移籍”へ! 過去にはカッサーノら7人

カテゴリ:移籍情報

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年06月22日

ミラン会長は「われわれは正しいと思う条件を提示したが…」

宿敵インテルへの移籍が濃厚となったチャルハノール。(C)Getty Images

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 金銭面の条件で契約延長に至らず、選んだ新天地が同じ街のライバルであれば、険しい道のりが待っていることも覚悟の上の決断だろう。

 イタリア・メディアは6月21日、今月でミランとの契約が満了するトルコ代表のハカン・チャルハノールが、同じミラノの街を拠点とするインテルと新たに契約すると報じた。

 衛星放送『Sky Sport』などによれば、チャルハノールはトルコ・メディアで「インテルと合意した。明日メディカルチェックを受け、契約にサインする」と認めている。選手は21日夜にミラノに到着。23日にインテル加入が決まる見込みだ。

 パオロ・マルディーニらミランのフロントはチャルハノールとの契約延長を目指してきたが、合意に至らず。報道によれば、ミランは年俸400万ユーロ(約5億円)を提示していたようだ。インテルの条件は、それを上回る500万ユーロ(約6億3000万円)に100万ユーロ(約1億3000万円)のボーナスを加えた3年契約という。

 インテルはEURO2020でクリスティアン・エリクセンが心停止により倒れ、今後が不透明。シモーネ・インザーギ新監督は、ラツィオでインサイドハーフを務めていたルイス・アルベルトのような役割をチャルハノールに期待し、獲得を望んだようだ。

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 一方、10番を失うことになったミランのパオロ・スカローニ会長は「われわれは正しいと思う条件を提示した。より高額の解決策なら、プロである彼にとって良いことだ」と話している。

『Sky Sport』によると、過去にミランからインテルに“禁断の移籍”をしたのは7名。2000年以降ではアンドレス・グリエルミンピエトロ(2001年)、フランチェスコ・ココ(2002年)、トーマス・ヘルベグ(2003年)、アントニオ・カッサーノ(2012年)といった選手たちがいる。

 今シーズンのセリエAを2位で終え、チャンピオンズ・リーグの舞台に復帰したミランを去り、11年ぶりにスクデットを獲得したインテルへと向かうチャルハノール。ミラノの街がアツくなることは間違いない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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