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【セルジオ越後の天国と地獄】ACL8強は、W杯2次予選を突破したようなもの。手放しでは喜べないよ

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年05月28日

レイソルもガンバも横綱相撲で勝ち上がってきたわけではない。

8強入りのレイソルだけど、盤石の強さを見せられているわけではない。レアンドロ(写真)に頼り過ぎている感も否めない。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 レイソルとガンバがACLでベスト8入りを決めたね。
 
 ラウンド16で水原三星と対戦したレイソルは、敵地で戦った第1戦を3-2で勝利。ホームでの第2戦は、一時は0-2と追い詰められたけど、小林のゴールで1点を返してトータルスコアを4-4とし、アウェーゴール数で上回って辛うじてベスト8進出を決めた。
 
 一方のガンバはFCソウルと対戦し、同じくアウェーで戦った第1戦を3-1で勝ち、ホームでの第2戦も3-2で退けて、連勝を飾って8強入りを手繰り寄せた。
 
 ベスト8に2チームを送り込んだのは、日本勢だけ。昨季の“三冠王者”と、プレーオフで滑り込んだチームという、両極端な両者ではあるけれど、いずれにしても、この段階で手放しで喜べないのは当たり前だよね。
 
 正直に言って、ACLはベスト4ぐらいからの戦いを見なければ、どこが本当に実力のあるチームなのかが分かりにくい。群雄割拠というか、昨季のチャンピオンであるウェスタン・シドニーが今季はグループリーグで早々と姿を消していることからも、ヨーロッパのように“本命”と言えるチームはなきに等しい。
 
 ラウンド16突破は、ワールドカップ予選で言えば2次予選を突破したようなものじゃないかな。
 
 レイソルとガンバのここまでの戦いぶりを見れば、横綱相撲で勝ち上がってきたわけではない。
 
 レイソルは、レアンドロやクリスティアーノといった外国籍選手がポイントになっているけど、水原三星戦のように、負けてもおかしくない試合があった。
 
 8強に駒を進めたとはいえ、リーグ戦での低調な出来と重ね合せてみても、“レイソルらしい”感じではある。レアンドロに頼り過ぎている感があるのも否めない。今後、チームとして今以上の力を発揮できるかどうかは分からないけど、アジアの舞台でもどれだけ逞しく戦っていけるかには注目していきたい。
 
 ガンバはグループリーグでの出足は良くなかったけど、今野の復帰などもあり、途中出場の選手の奮闘もあって盛り返してきた。ただし、失点が目立つのは気がかりだね。準々決勝以降のより厳しい戦いのなかで、どれだけ根競べで勝てるか。
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