ベルギー代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、MFケビン・デ・ブルイネ（マンチェスター・シティ）の状態について語った。英衛星放送『Sky Sports』が報じている。

　圧巻のパフォーマンスで、シティの２年ぶり７度目のプレミアリーグ制覇に大きく貢献したデ・ブルイネは、悲願の欧州制覇を懸け臨んだ現地時間５月29日のチャンピオンズ・リーグ決勝・チェルシー戦（●０-１）で、相手DFのアントニオ・リュディガーと激しく衝突し、顔面をまさかの負傷。

　途中交代を余儀なくされ、その後に自らツイッターで鼻骨骨折と左眼窩骨折と診断結果を伝えていた。手術は不要とされているものの、決して軽傷ではない怪我に、EUROの出場が不安視されるなかで、マルティネス監督は司令塔の起用について、以下のように明かしている。

「初戦には間に合わないだろうから、彼に代わる選手が準備できていることを示さなければならない。EUROには参加できるかもしれないが、今のところ、いつになるかは分からない。今、答えを出すのは早すぎる。まず、医療サイドから許可を得なければね。とにかく今は、彼をリラックスさせてあげてほしい」
 

　また、仮に強行出場することになった際には、今回も代表メンバーに名を連ねている34歳のベテランDFヤン・ヴェルトンゲン（ベンフィカ）もかつて着用したフェイスガードを使用することも明かしている。

「我々は彼のマスクについて決定した。ヤン・ヴェルトンゲンのマスクを作ったプロデューサーのひとりが担当する。私たちはそれにとても満足しているよ」

　ベルギーは12日にロシアとのグループステージ初戦を迎えた後、17日にデンマーク、21日にフィンランドと対戦。エデン・アザール、ロメル・ルカク、ティボー・クルトワらと共に黄金世代と称される29歳は、晴れ舞台に立つことはできるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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