カタール・ワールドカップ・アジア２次予選の日本代表対ミャンマー代表の一戦が５月28日、フクダ電子アリーナで行なわれ、日本が10対０で勝利を収めた。日本は６連勝で２次予選突破を決めている。

　勝てば２試合を残して２次予選突破、最終予選進出が決まる日本は、立ち上がりから主導権を握り、開始８分に鎌田大地とのワンツーで抜け出した南野拓実が技ありのループショットで先制点を決める。南野のワールドカップ予選６試合連続ゴールで日本が幸先よく１点をリードする。

　22分には、伊東純也から南野とつなぎ、さらに後方から走り込んだ長友佑都のクロスに大迫勇也が頭で合わせ２点目。日本がリードを広げる。すると、ここからエースが爆発。30分に酒井宏樹が倒されて得たPKを、再び大迫が決めて３点目を奪うと、36分には伊東のクロスを長友が落とし、最後は大迫が押し込んでネットを揺らす。日本が大迫のハットトリックで４-０とリードを広げる。大迫は、３月30日のモンゴル戦に続き、２試合連続のハットトリックとなった。
 

　４-０とリードして迎えた後半、日本はキャプテンの吉田麻也に代えて植田直通、酒井宏樹に代えて室屋成を投入。U-24日本代表でのオーバーエイジ招集がかかるベテラン二人を下げた日本だが、さらに得点を重ねる。

　49分、鎌田大地のクロスを拾った南野が振り向きざまにシュート。これを大迫が方向を変えてゴールに流し込み、この日４点目を奪うと、56分には右サイドを攻略した室屋成のクロスに、走り込んだ守田英正がワンタッチで押し込み６点目を挙げた。

　日本はさらに66分、中盤でのボール奪取から大迫がラストパス。これを受け取った南野がGKとの１対１を制してゴールに流し込む。７点目を奪うと、82分には室屋のクロスに大迫がスルー。待ち構えた鎌田が右足で叩き込み、８-０とした。

　日本の勢いは止まらず、88分に南野のクロスに大迫が頭で合わせ９点目。大迫はこの日５点目となった。終了間際にはFKのチャンスを得ると、南野のクロスにワールドカップ予選初出場の板倉滉がヘディングシュートで10点目を決める。

　試合は、このままタイムアップ。日本は14点を奪ったモンゴル戦に続くワールドカップ予選２試合連続の二桁得点。10-０の大差でミャンマーを下し、２次予選６連勝でアジア最終予選進出を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】日本 10-０ ミャンマー｜ミャンマーを相手に大迫の５得点などで大勝！最終予選進出を決める重要な勝利に